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【3】話題のカタマリ(第66回)   ― デスラー総統は、くもじいになった。
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テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」放映から35周年ということで、劇場版アニメ
「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」が公開間近となったり、キムタク主演で実写版の
制作が発表されたりと、リバイバルムードなのである。実写版の主要なキャス
トが10月に発表されたが(沖田十三役=山崎努、徳川彦左衛門役=西田敏行、
藤堂平九郎役=橋爪功...etc.)、デスラー総統などの敵役は未だ発表されて
いない。
大かたの「ヤマト」世代は「デスラー役といえば伊武雅刀。実写版でもやっ
てほしいぞ!」と思っているに違いない。フジテレビ「白い巨塔」(唐沢寿
明版)で浪速大学学長役を演じていた伊武の姿は、デスラーを実写版でやっ
たらこうなのでは?と思ったものだ。

さて、実写版「ヤマト」の配役談義はさておいて、この秋から伊武は新境地
を開拓した。テレビ東京系「空から日本を見てみよう」の番組ナビゲーター
である。「空から・・・」は、ヘリコプターからの空撮映像で街を巡る、同局
の「出没!アド街ック天国」とは切り口を変えた“街発掘バラエティー”で
ある。(http://www.tv-tokyo.co.jp/sorakara/)
昨年から特番の形で何度か放映されていたのだが、10月からレギュラー化と
なった。番組ナビゲーターは「くもじい」と「くもみ」というキャラクター
で、それぞれの声を、伊武と柳原可奈子が担当しており、空撮映像に不思議
な建物が映っていると「あの渦巻きは何じゃ?」「あそこのビルすごく尖っ
てますぅ」などと掛け合い、注目物件の紹介に変わる構成なのである。

しかし、特番で放映されていた頃は「くもじい」「くもみ」のキャラクター
設定は無く、ナレーターの藤村俊二(オヒョイ)が案内役「じじい」を名乗っ
ていたので、レギュラー化の第一回を観た時、爺さん声の正体が誰だかわか
らなかったのだ。思えば伊武は「スネークマン・ショー」をやっていたぐら
いだから、声色の演技は得意中の得意なのだが、ゴールデンタイムのテレビ
バラエティでそれを披露するとは意外だった。

空撮映像で街を巡る番組の元祖は、高度成長期に日本教育テレビ(現・テレ
ビ朝日)が、平日夕方に放映していた5分番組「東京の空の下」であろう。
こちらは純粋なドキュメンタリー番組で、淡々としたナレーションで街を紹
介していたことを覚えている。
奇しくも現在、CS放送のテレ朝チャンネルで、同番組のアーカイブを放映中
である。(http://www.tv-asahi.co.jp/channel/contents/info/0070/)
「空から・・・」と「東京の・・・」の両番組を見比べるのも一興だと思う。

◎ 伊武雅刀(俳優;声優)
    昭和24年東京都生まれ
現代演劇協会附属演劇研究所、俳優小劇場の研究生などを経て、オーディショ
ンでFMラジオ局の音楽DJに合格。昭和49年アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のデス
ラー総統役を獲得。51年ラジオ大阪の番組「スネークマン・ショー」に参加。
その後は俳優として活動し、ドラマ「金曜日の妻たちへ2」とNHK大河ドラマ
「いのち」の出演で、俳優として全国的に知られるようになる。

◎ 柳原可奈子(タレント)
昭和61年東京都生まれ
平成16年に太田プロダクション入り。ふくよかな体形にギャル系のファッショ
ンで、“ショップ店員”“総武線の女子高生”などを持ちネタとする。19年
バラエティー番組「爆笑レッドカーペット」でグランプリにあたるレッドカー
ペット賞を受賞。
(WHOPLUSより)

(袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第60回)    坂本あおい
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カクテルはいかが?

冬が近づいてきて、日ごとに夜が長くなる。そんなひとときを美味しいお酒を
飲みながら、まったりと過ごす。これ至福。最近では、日本酒をチビチビとか、
焼酎でウダウダとか、そういう飲み方が好きだけれど、過去をふりかえってみ
ると、わたしにもそれなりに可愛い時代はあった。なにしろ、カクテルでキャ
ピキャピしていたのだ。

はじめて飲んだカクテルは、忘れもしないギムレットだ。チャンドラー『長い
お別れ』の“ギムレットには早すぎる”の台詞に影響されたとかではなく、た
ぶんデート相手に勧められて選んだのだと思う。「カクテルの名前がすらすら
出てくる男ってステキ!」と思ったかどうかは憶えていないけれど、ウブだっ
たわたしは、目をハートにして喜んで飲んだものだ。

とはいえ、正直いって、ジンのはいったカクテルは飲みなれていないと薬くさ
いし、それにギムレットはどうやら、ハードボイルドなイメージのあるお酒の
ようだ。はじめて乙女が飲むカクテルとしては、いかがなものか……。

ものは試しで、日本の高齢女性の代表として、母に初カクテルを聞いてみると、
エンジェルキッスという答えが返ってきた。とってもラブリーな響きだけれど、
はじめて聞くお酒だ。ということで、先日、わたしはいそいそとバーへいって
注文したところ、マスターが「坂本さんにはちょっと……」と歯切れが悪い。
飲んでみて納得。これは大雑把にいってカカオ・リキュールにクリームを注い
だもので、味はお酒というよりお菓子だ。とりあえず、好奇心が満たされたの
で、よしとしておこう。

ところで、日本人による日本人のためのバーの元祖は、1911年に洋画家の松山
省三がひらいた《カフェ・プランタン》というお店らしい。WHOPLUSの
『事典 近代日本の先駆者』によると、当時は、“コーヒー1杯が10銭、カク
テル1杯が25銭であった”のだそう。いまのコーヒーが仮に500円だとすると、
1250円相当だ。当時の人々がどんなものを飲んでいたのか、とても想像がふく
らむのだが、残念ながら調べがつかなかった。19世紀末に軍医のギムレット氏
が考案したカクテルは、銀座界隈に集う粋人もまだ口にしていなかっただろう
か?

◎ 松山省三(洋画家)
明治17年広島県生まれ 昭和45年没
岡田三郎助に師事し、白馬会、院展に出品。そのかたわら明治44年、東京・
京橋にカフェー・プランタンを開業、文学者や美術家を常連とした。
(WHOPLUSより)

さて、北風の冷たい日には、ホットバタードラムなどはいかがだろう? ラム
に砂糖、熱湯を入れて、バターをうかべるというもので、カロリーも高めだが、
幸福度も高い一杯。海外の小説では、スキー場で身体を温めるために飲むシー
ンがみられるけれど、そういうときには、飲みすぎに注意です。そうそう、カ
クテルと呼べるかは微妙だが、グリューワイン(香料入りのホットワイン)と
いう選択もある。これも寒い屋外で飲むと、心まで温まる一杯。ああ、寒い冬
が待ち遠しくなってくるなあ。

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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9/15~11/18 までにプロフィールが更新された著名人はこちら!

― ( )内の日付はご本人によるプロフィール回答年月日です ―


◎ 荻原規子(ファンタジー作家)
昭和63年ファンタジー「空色勾玉」で作家デビュー。同作と「白鳥異伝」「薄
紅天女」からなる“勾玉3部作”で人気を確立。産経児童出版文化賞・JR賞、
小学館児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞など受賞多数。  (2009.9.15)

◎ 馬場勇(麦雑穀工房マイクロブルワリー代表)
東海大学短期大学部助教授を経て、大東文化大学助教授。傍ら、平成6年より農
業を始める。のちに大学を早期退職して、16年麦雑穀工房マイクロブルワリー
を設立。10種類を超す地ビールを誕生させた。        (2009.9.18)

◎ 武田双雲(書道家)
3歳から書道家の母に師事し、25歳で書道家として独立。観客を前にして即興で
文字を書き上げるパフォーマンス書道や、ロック、和太鼓、ダンスなど様々な
アーティストとのコラボレーションを試みる。また映画、ドラマなどの題字も
手がける。                        (2009.9.24)

◎ 杉山秀樹(秋田県農林水産部参事・水産漁港課長)
昭和52年秋田県庁に入庁。県水産振興センター海洋資源部長、内水面利用部長、
同所長を経て、県農林水産部参事兼水産漁港課長。58年より秋田名産の魚・ハ
タハタの生態、資源研究に取り組む。ハタハタの漁獲高が激減した際には、漁
獲規制や稚魚の放流、3年間の自主禁漁などの制度を実施、資源回復につとめた。
                               (2009.10.6)

◎ 和田ちひろ(コンサルタント,いいなステーション代表・CEO)
平成10年杏林大学保健学部助手などを経て、15年患者支援団体いいなステーショ
ンを設立、代表に就任。著書に「おとぎの国の病院たち」、共著に「みんなの
『こんな病院あったらいいな』が実現する本」などがある。  (2009.10.13)

◎ 加藤健二郎(バグパイプ奏者,軍事ジャーナリスト)
昭和63年より軍事ジャーナリストとして戦場取材を開始。中米、北朝鮮、イラ
ク、旧ユーゴスラビア、チェチェンなどで取材に当たる。平成13年より情報ネッ
トワーク組織“東長崎機関”運営開始。18年バグパイプのプロ奏者となる。
(2009.11.9)

◎ 大塚洋一郎(農商工連携サポートセンター代表理事,元・経済産業省官房
    審議官)
  昭和54年科学技術庁に入庁。科学技術庁国際課長、宇宙開発利用課長などを経
  て、平成19年経済産業省大臣官房審議官(地域経済担当)として企業立地、
  ソーシャルビジネス、農商工連携などの地域活性化施策を担当。21年退職し、
  NPO法人農商工連携サポートセンターを設立。新しい日本の農業のための農商
  工連携促進に取り組む。                                   (2009.11.18)

   (回答順、敬称略)

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編 集 後 記                      ― みゆき夫人
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日本の新ファーストレディ・みゆき夫人は、歌って踊れる元・タカラジェンヌ
だ。初外遊のニュースを見て、飛行機のタラップを白い羽根を背負って降りて
くる姿を想像したのは、私だけではあるまい。
(袴)

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【3】話題のカタマリ(第65回)          ― 34年目のリニューアル
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「菊正宗」のCMソング「初めての街で」が、同社の創業350年を記念して、演歌
歌手・ジェロによるカバー・バージョンで流れている。もともと歌詞の内容か
らして男歌なのだが、初登場の1975年以来、西田佐知子の歌声で続いてきた。
日立グループ「この木なんの木」や崎陽軒の「シウマイ旅情」は長寿CMソング
の雄といえるが、歌手やアレンジを変えては何度も録音し直して流している。

菊正宗酒造のCMギャラリーHPに、西田本人もコメントを寄せているのだが、1つ
のCMソングがバージョンを変えることなく、34年間も使われてきたというのは、
めまぐるしく変わっていく広告業界では珍しいことだと思う。その間に歌い手
本人は芸能界を引退しているにもかかわらずだ。
http://www.kikumasamune.co.jp/cm/

かつて、「明治チェルシーの唄」(作詞:安井かずみ、作曲:小林亜星)を
歌い継いだ歌手(シモンズ、サーカス、八神純子、あみん、PUFFY...etc.)
のコンピレーションCDが発売されたことがあるが、この「初めての街で」も、
ジェロ以外の歌手にもカバーしてもらって、コンピレーションCD化してはど
うだろうか。


◎ ジェロ(歌手)
1981年ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ
祖母は日本人で、祖母が口ずさむ美空ひばりの歌に心を動かされ、初めて覚え
た歌はひばりの「越後獅子の唄」。2003年演歌歌手を目指して来日、英会話教
師として和歌山県に赴任。その後、コンピューターエンジニアとして大阪で勤
務。仕事の傍ら各地のカラオケ大会に出場、アマチュア演歌歌手として精力的
に活動を続けているところをレコード会社にスカウトされ、2008年「海雪」で、
異色の黒人演歌歌手としてデビュー

◎ 西田佐知子(歌手)
昭和29年、新人歌手コンテストに合格、上京して作曲家・豊田一雄にレッスン
を受ける。32年「伊那の恋唄」でデビュー。日本コロムビア(芸名=浪花けい
子)を経て、34年グラモフォンに移り、芸名を西田佐知子と改名。36年「コー
ヒー・ルンバ」がヒットし、NHK「紅白歌合戦」に初出場。37年には「アカシ
アの雨がやむとき」の大ヒットでスター歌手の仲間入りをし、ムード歌謡の
第一人者となる。

◎ 永六輔(放送作家;作詞家;随筆家;タレント)
昭和8年台東区浅草生まれ
早大時代落語に熱中し、19歳の時NHK「日曜娯楽版」に投稿、三木鶏郎の冗談
工房に入って、ラジオ・テレビ番組の構成者・出演者として活躍。また中村八
大とのコンビで「黒い花びら」「上を向いて歩こう」などヒット曲の作詞や、
脚本・司会も手がける。昭和42年からラジオ「誰かとどこかで」を担当。

◎ 中村八大(作曲家;ピアニスト)
昭和6年中国・青島生まれ 平成4年没
小学校3年からピアノを学び、早大高等学院時代には天才ジャズピアニストと
謳われる。早大ではジョージ川口、松本英彦、小野満とビッグ・フォーを結成。
のち永六輔と知り合い、詩と曲を持ち寄って生まれた「黒い花びら」が昭和34
年の第1回日本レコード大賞受賞。以来、永六輔との名コンビぶりが続いた。

(WHOPLUSより)


(袴田)

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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8/24~9/10までにプロフィールが更新された著名人はこちら!

― ( )内の日付はご本人によるプロフィール回答年月日です ―


◎ 大野裕之(劇団とっても便利代表;日本チャップリン協会会長)
京都大学在学中、劇団とっても便利を旗揚げ。のちに舞台演出家として、数々
のミュージカルの作曲・脚本・演出を手がける。平成20年には新歌舞伎座と
御園座において演出を担当し、新歌舞伎座史上最年少の演出家に。傍らチャッ
プリン研究家として活動する。                (2009.8.24)


◎ 川島隆太(東北大学加齢医学研究所教授)
脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる“ブレインイメージング研
究”の第一人者として活躍。監修した「脳を鍛える大人の計算ドリル」など、
出版した書籍は400万部に上り、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など
携帯ゲーム機ソフトのシリーズは、全世界で3000万本の売り上げを記録した。
(2009.8.27)

◎ 津田直(写真家)
平成13年より〈近づく〉と題されたシリーズで多数の作品を発表。自然を捉え
る視線のユニークさと、写真と時間というテーマへの取り込みで、新たな風景
表現の潮流を切り開く。写真集に「漕(こぎ)」「SMOKE LINE」などがある。
(2009.8.31)


◎ 坂爪則夫(宇宙航空研究開発機構宇宙輸送ミッション本部鹿児島宇宙セン
ター所長)
昭和52年より宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)に勤務。平成21年
鹿児島宇宙センター所長。長くロケットエンジンの開発に携わり、H-IIロケッ
トやH-IIAロケットのエンジンの設計開発を手がけた。      (2009.9.4)


◎ 野村宗弘(漫画家)
25歳から広島市の鉄工所に勤務。平成18年高知新聞主催の黒潮マンガ大賞に入
賞し、19年上京。のちに青年漫画誌「イブニング」に溶接工としての経験を生
かしたコメディ漫画「とろける鉄工所」を連載、話題となる。
(2009.9.10)

   (回答順、敬称略)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第59回)    坂本あおい
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靴脱ぎ文化、増加中?

欧米と日本の暮らし方のちがいというと、まず思い浮かぶひとつが、家のなか
で靴を脱ぐか脱がないか、ということではないだろうか。けれど、靴脱ぎ文化
が日本特有のもので、欧米の家庭ではどこでも靴を履いたまま生活しているか
というと、これが案外そうでもない。それどころか、わたしの経験と調査の結
果からすると、最近では、土足であがる家のほうが少ないのではないかと思え
てくるくらいだ。以下、ネットでひろったコメントや事例をいくつか紹介して
みよう。

うちの国ではみんな、「当然」靴を脱ぐよ。[フィンランド人]
スウェーデンでも脱ぐよ。[スウェーデン人?]
脱がないヤツの気がしれないって? ごめんよ。[イギリス人]
脱ぐ脱がないの方針をめぐりモメている家庭も多い。[アメリカ人]
友人に土足であがられても、清潔より友情をとりたい。[不明]
イギリス人は、かがむのが苦手なんだ(泣)。[イギリス人]
微生物学者だ。頼むから、わが家では脱いでくれ! [アメリカ人]
有名女優よ。客には医療用靴カバーをつけてもらうわ。[アメリカ人]

靴脱ぎの習慣がどれだけ古いものかはわからないが、いずれにしても、家の機
密性が高くなって、むかしより住居内が清潔に保たれるようになったことや、
衛生意識が向上したことなどによって、今後もますます「土禁」の家が増える
傾向にありそうだ。

ちなみに、わたしが30年ほど前にオーストリアに住んだときには、すでに人々
は室内ではハウスシューエ(=家靴)とよばれるものを履いていた。友達の家
に遊びにいくと、家靴を借りたり、素足になったりする。家靴は、健康サンダ
ルからフエルトのスリッパのようなものまでさまざまだったが、片方がないと
思うと、たいてい飼い犬がくわえてどこかへ持っていっている、というのが定
番だった。

ところで、上に登場したアメリカの微生物学者は、あらゆる汚いものを靴底に
つけて家にはいることにゾッとしているようだが、では果たして、「土禁」の
家はどれだけ清潔なのだろう? WHOPLUSで見つけた日本の微生物学者、
堀内勲氏の経歴のなかに、そのヒントとなりそうなこんな一文を見つけた。

著書に「赤ちゃんはスリッパの裏をなめても平気-あなたの周りの微生物が
わかる本」など 。

スリッパの裏がOKなら、家の床も、なめても平気な程度に清潔ということだ
ろう。いや、ひょっとして、裏はいいけど、スリッパの内側は絶対になめるな
かれ、ということ? まあ、わたしは赤ちゃんでも犬でもないので、どっちで
も気にしないが。

◎ 堀内勲((株)応微研代表)
昭和18年山梨県生まれ    
東京大学微生物研究所での研修を経て、山梨県に株式会社・応微研(応用微
生物研究所)を設立。環境と人間の共存をテーマに、生物及び微生物を利用
した地球に優しい技術と製品の開発を推し進める。
(WHOPLUSより)

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編 集 後 記                      ― 生ノムさん
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旅先の旭川で楽天-日ハム戦のデイゲームがあるというので、スタルヒン球場
の外野席チケットを購入していた。しかし、当日は朝から雨でグラウンド状態
が悪く、その日の試合は中止となった。さらに、日ハム選手に新型インフルエ
ンザ感染がみつかった影響で、雨天中止に伴うファンサービスのサイン会・握
手会も中止になっていた。
ところが、日ハムグッズは球場前で販売しているらしいという話を聞き、現地
に出かけてみたところ、楽天の選手たちが翌日の試合開催地・札幌へ移動する
場面に立ち会うことができた。
岩隈、田中マーくんなどの人気選手たちが次々とチャーターバスに乗り込み、
にわか撮影会となった。一番盛り上がったのは、最後にノムさんが球場から出
てきた時だった。生ノムさんは、前日の対日ハム戦で勝っていたせいか、終始
ニコやかなお爺さんであった。
(袴)

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【3】話題のカタマリ(第64回)             ― 夏らしくない夏
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高校野球の熱闘が終わり、世界陸上ベルリン大会も終わり、セミの声がツクツ
クボウシに変わり、井上陽水の「少年時代」がラジオで頻繁に流れるようにな
ると、夏の終わりが感じられる。というよりも、今年は“夏らしくない夏”で
終わってしまったようだ。

今年の高校野球は、開会式の日に地元の出場校が1回戦敗退してしまったため、
大会の前半はスポーツニュースもほとんど観ていなかった。お盆休みの時期を
挟んで北の大地へ旅行に出かけたのだが、その期間にちょうど札幌第一と智弁
和歌山の因縁試合があって、美瑛の丘をレンタサイクルで巡りながらラジオ中
継を聴き、美瑛駅近くの銭湯のロビーでテレビ中継を観たのが、試合の初回か
ら終了までを通して見聞きした唯一の試合だった。

さて、高校野球といえば応援ポスターである。正確には「ビクター・甲子園ポ
スター」キャンペーンという、各代表校の名前が入ったタレントポスターのこ
とだ。しかし、スポンサーの日本ビクターが昨年来の業績低迷で、今夏のポス
ターキャンペーンは休止となった。駅などに貼られたポスター群は、夏らしさ
を演出していた重要アイテムだったのだ。
とは言ううものの、キャンペーンに起用されたタレントでポスターの姿が思い
浮かぶのは2005年の戸田恵梨香ぐらいまでで、過去3年の藤井美菜、南沢奈央、
石橋杏奈はポスターの印象が薄いのはなぜだろうか。

この応援ポスターシリーズで初めて起用されたタレントが、キャンペーン休止
となった今年の夏に、ワイドショーの主役になったのは何とも皮肉なことだ。


◎ 藤井美菜(女優)
昭和63年新潟県生まれ
高校から女優活動を始め、平成17年インテルのCMで映像デビュー。18年女子カー
リングチームを描いた「シムソンズ」で映画に初出演し、注目を集める。同年
ビクター甲子園ポスターのキャンペーンモデルに起用される。
20年「雨の翼」で映画初主演したほか、「ブラッディ・マンデイ」「鹿男あを
によし」などのテレビドラマに出演。

◎ 南沢奈央(女優)
平成2年埼玉県出身
中学時代にスカウトされ、高校入学後に芸能界入り。平成18年BS-iの連続ドラ
マ「恋する日曜日 ニュータイプ」の主演で女優デビュー。19年ビクター主催
の夏の"甲子園ポスター"キャンペンガールに選ばれる。同年「象の背中」で映
画初出演。

◎ 石橋杏奈(女優)
平成4年福岡県生まれ
平成18年14歳の時に第31回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリ
を獲得。19年テレビドラマ「失踪HOLIDAY」で女優デビュー。20年「きみの友
だち」で映画初主演。「SEVENTEEN」専属モデル、赤い羽根共同募金のイメー
ジキャラクターも務める。
(WHOPLUSより)


(袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第58回)    坂本あおい
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しましま三題

この時期、疑問に感じる方も多いのではないだろうか――スイカはどうしてし
ま模様なの、と。あれ? そんなヒマなことを考えるのは、わたしだけですか?
ともあれ、ここはちょっと、しましまに関するヒマな調査と考察にお付き合い
ください。

【スイカは、なぜ、しま模様か】
安直にネットに答えを求めてみると、「スイカの原産地はアフリカの砂漠で、
鳥獣に食べて種をフンにして運んでもらうため、目立つようにしま模様ができ
た」という仮説が優勢だった。一瞬、なるほどと思ったけれど、スイカの原種
の写真を探してみると、しまのないものも出てくる。目立つどころか、地味す
ぎるではないか。スイカに理由を聞くわけにもいかず、結局、謎は深まるばか
りだ。

【ボーダーは横じまか?】
おなじしま模様でも、ストライプがタテで、ボーダーがヨコという理解の人も
多いようだけれど、「ボーダー」からはどうも和製英語のにおいがする。英語
のボーダー(border)は縁や境界という意味で、ボーダー柄の服といえば、裾
などに模様や色がぐるりとついているもの、または、縁どり用の模様が、タテ
かヨコに何列もプリントしてあるものをさすようだ。
そういえば、いわゆる「ボーダーTシャツ」と呼ばれるものには、肩の部分が
無地になっているものもある。ひょっとしたら、日本で最初に売り出されたT
シャツは、英語のとおり裾のほうだけがストライプ模様だったのではないだろ
うか? それが、徐々にしまの部分が胸まであがっていって、いつしか「横じ
ま=ボーダー」となった――そんな仮説をたててみたが、説得力はイマイチ?

【しましまの囚人服】
スイカはわからずじまいだけれど、こちらのしましまは、まさに脱獄防止等の
効果をねらって「目立つため」につけられたもののようだ。コントでしか見た
ことのないあの衣装は、19世紀アメリカでは一般的だったが、20世紀初頭には、
罪のレッテルのようなしま模様は囚人にとって屈辱的で望ましくない、として
廃止されたという。第二次大戦中は、ナチに捕らえられたユダヤ人たちが白黒
の囚人服を着せられた歴史もあるが、こちらはたしか縦じまだ。

さてさて、暑さにやられると、どうも文章が取り留めがなくなっていけない。
しましまといえば楳図かずおさん、ということで、自宅の外壁を赤白に塗装し
た騒動の顛末をWHOPLUSの文献で復習しつつ、お茶を濁すことにしよう。

「まことちゃんハウス訴訟」初出廷、楳図さん紅白ネクタイで白黒つける
報知新聞 2008.9.30

まことちゃんハウス裁判、勝利の楳図かずおさん-赤白外壁「景観乱している
とはいえない」地裁、近隣住民の請求棄却 日刊スポーツ 2009.1.29 p19

楳図かずおさん住民とトラブル心痛んだけど、まことちゃんハウスすっかり
新名所なのら(シリーズ人間) [佐藤 雅昭]
スポーツニッポン新聞 2009.3.6 p28   
(WHOPLUSより)


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総合的な人物・文献情報サービス「WHOPLUS」を運営する会社です。
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