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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第59回)    坂本あおい
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靴脱ぎ文化、増加中?

欧米と日本の暮らし方のちがいというと、まず思い浮かぶひとつが、家のなか
で靴を脱ぐか脱がないか、ということではないだろうか。けれど、靴脱ぎ文化
が日本特有のもので、欧米の家庭ではどこでも靴を履いたまま生活しているか
というと、これが案外そうでもない。それどころか、わたしの経験と調査の結
果からすると、最近では、土足であがる家のほうが少ないのではないかと思え
てくるくらいだ。以下、ネットでひろったコメントや事例をいくつか紹介して
みよう。

うちの国ではみんな、「当然」靴を脱ぐよ。[フィンランド人]
スウェーデンでも脱ぐよ。[スウェーデン人?]
脱がないヤツの気がしれないって? ごめんよ。[イギリス人]
脱ぐ脱がないの方針をめぐりモメている家庭も多い。[アメリカ人]
友人に土足であがられても、清潔より友情をとりたい。[不明]
イギリス人は、かがむのが苦手なんだ(泣)。[イギリス人]
微生物学者だ。頼むから、わが家では脱いでくれ! [アメリカ人]
有名女優よ。客には医療用靴カバーをつけてもらうわ。[アメリカ人]

靴脱ぎの習慣がどれだけ古いものかはわからないが、いずれにしても、家の機
密性が高くなって、むかしより住居内が清潔に保たれるようになったことや、
衛生意識が向上したことなどによって、今後もますます「土禁」の家が増える
傾向にありそうだ。

ちなみに、わたしが30年ほど前にオーストリアに住んだときには、すでに人々
は室内ではハウスシューエ(=家靴)とよばれるものを履いていた。友達の家
に遊びにいくと、家靴を借りたり、素足になったりする。家靴は、健康サンダ
ルからフエルトのスリッパのようなものまでさまざまだったが、片方がないと
思うと、たいてい飼い犬がくわえてどこかへ持っていっている、というのが定
番だった。

ところで、上に登場したアメリカの微生物学者は、あらゆる汚いものを靴底に
つけて家にはいることにゾッとしているようだが、では果たして、「土禁」の
家はどれだけ清潔なのだろう? WHOPLUSで見つけた日本の微生物学者、
堀内勲氏の経歴のなかに、そのヒントとなりそうなこんな一文を見つけた。

著書に「赤ちゃんはスリッパの裏をなめても平気-あなたの周りの微生物が
わかる本」など 。

スリッパの裏がOKなら、家の床も、なめても平気な程度に清潔ということだ
ろう。いや、ひょっとして、裏はいいけど、スリッパの内側は絶対になめるな
かれ、ということ? まあ、わたしは赤ちゃんでも犬でもないので、どっちで
も気にしないが。

◎ 堀内勲((株)応微研代表)
昭和18年山梨県生まれ    
東京大学微生物研究所での研修を経て、山梨県に株式会社・応微研(応用微
生物研究所)を設立。環境と人間の共存をテーマに、生物及び微生物を利用
した地球に優しい技術と製品の開発を推し進める。
(WHOPLUSより)

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