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【2】話題のカタマリ(第80回) ― 旬の人を“科学”する
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日テレ系の『所さんの目がテン!』は、日曜の朝に放映されていた頃はよく観
ていたのだが、土曜の夕方になってからはご無沙汰になってしまった番組だ。
昨年末のクリスマスに放映されていた回を久しぶりに観たのだが、「2010年に
ブレイクした人に科学で迫る」という企画は、なかなか興味深い内容だった。
実験台になった1人目はWコロンの ねづっちだった。なぞかけのお題を出して
から“整う”までの時間を計測すると平均で約3秒だが、騒音の中でお題を出
しても“整う”までの時間に影響がなく、エロ画像を見せながらや、ビルの
屋上からうつ伏せで下界を見下ろした状態でお題を出すと、“整う”まで13秒
もかかってしまうという結果が出た。
一方、なぞかけを“整えている状態”の脳の活動を一般人と ねづっちで比較
すると、一般人が左脳(言語情報を処理する側)だけが活発になるのに対して、
ねづっちは左脳と右脳(画像情報を処理する側)が同時に活発になるという
特異性があった。
だから視覚情報で強い刺激を与えていると、ねづっちの右脳処理は邪魔されて
しまい、“整う”までの時間が遅くなるということだった。
さて、実験台の2人目は今をときめく戦場カメラマン・渡部陽一だった。渡部
氏がどれぐらいゆっくり喋っているかを、同じ歌詞の朗読時間で比較すると、
一般人の平均が1分程度なのに対して、渡部氏は2分半もかかるという結果。
言葉が通じない外国で単語を正確に伝えるために、ゆっくり喋っているという
本人の弁を確かめるため、泣ける話を一般人と渡部氏に朗読してもらい、それ
を聴いた人が泣くかどうか実験をしたところ、一般人の朗読では70%の人が、
渡部氏の朗読では10%の人が泣くという結果が出た。渡部氏の喋るスピードでは、
聞き手の感情の高まりが続かないので泣けないのだそうだ。
ところが、聴いた物語の内容を覚えているかという質問に対しては、一般人の
よりも渡部氏の朗読の方が得点が高かった。
2月には朗読CD「渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇」が出るそうなので、
これまでのバラエティ畑中心から、朗読畑へと新たな活動域を広げるのだろう。
◎ ねづっち(タレント)
コンビ名=Wコロン
昭和50年東京生まれ
平成16年木曽さんちゅうと漫才コンビ・Wコロンを結成。ボケを担当。漫才協
会に所属し、東京・浅草の寄席を拠点に活動。なぞかけを得意とし、どんな
お題にも即興でネタをまとめ、用意が整うと「整いました」と掛け声を上げ、
ネタを披露するというスタイルの漫才で注目を集める。
◎ 渡部陽一(戦場カメラマン;フォトジャーナリスト)
学生時代から戦場ジャーナリストとして世界の紛争地域を専門に活動し、ザ
イール内戦、ルワンダ内戦、コソボ内戦、チェチェン紛争、ソマリア内戦、
アフガニスタン紛争、パレスチナ紛争などを取材。イラク戦争では日本人初
の米軍従軍(EMBED)取材を経験した。
(WHOPLUSより)
(袴田)
【2】話題のカタマリ(第80回) ― 旬の人を“科学”する
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日テレ系の『所さんの目がテン!』は、日曜の朝に放映されていた頃はよく観
ていたのだが、土曜の夕方になってからはご無沙汰になってしまった番組だ。
昨年末のクリスマスに放映されていた回を久しぶりに観たのだが、「2010年に
ブレイクした人に科学で迫る」という企画は、なかなか興味深い内容だった。
実験台になった1人目はWコロンの ねづっちだった。なぞかけのお題を出して
から“整う”までの時間を計測すると平均で約3秒だが、騒音の中でお題を出
しても“整う”までの時間に影響がなく、エロ画像を見せながらや、ビルの
屋上からうつ伏せで下界を見下ろした状態でお題を出すと、“整う”まで13秒
もかかってしまうという結果が出た。
一方、なぞかけを“整えている状態”の脳の活動を一般人と ねづっちで比較
すると、一般人が左脳(言語情報を処理する側)だけが活発になるのに対して、
ねづっちは左脳と右脳(画像情報を処理する側)が同時に活発になるという
特異性があった。
だから視覚情報で強い刺激を与えていると、ねづっちの右脳処理は邪魔されて
しまい、“整う”までの時間が遅くなるということだった。
さて、実験台の2人目は今をときめく戦場カメラマン・渡部陽一だった。渡部
氏がどれぐらいゆっくり喋っているかを、同じ歌詞の朗読時間で比較すると、
一般人の平均が1分程度なのに対して、渡部氏は2分半もかかるという結果。
言葉が通じない外国で単語を正確に伝えるために、ゆっくり喋っているという
本人の弁を確かめるため、泣ける話を一般人と渡部氏に朗読してもらい、それ
を聴いた人が泣くかどうか実験をしたところ、一般人の朗読では70%の人が、
渡部氏の朗読では10%の人が泣くという結果が出た。渡部氏の喋るスピードでは、
聞き手の感情の高まりが続かないので泣けないのだそうだ。
ところが、聴いた物語の内容を覚えているかという質問に対しては、一般人の
よりも渡部氏の朗読の方が得点が高かった。
2月には朗読CD「渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇」が出るそうなので、
これまでのバラエティ畑中心から、朗読畑へと新たな活動域を広げるのだろう。
◎ ねづっち(タレント)
コンビ名=Wコロン
昭和50年東京生まれ
平成16年木曽さんちゅうと漫才コンビ・Wコロンを結成。ボケを担当。漫才協
会に所属し、東京・浅草の寄席を拠点に活動。なぞかけを得意とし、どんな
お題にも即興でネタをまとめ、用意が整うと「整いました」と掛け声を上げ、
ネタを披露するというスタイルの漫才で注目を集める。
◎ 渡部陽一(戦場カメラマン;フォトジャーナリスト)
学生時代から戦場ジャーナリストとして世界の紛争地域を専門に活動し、ザ
イール内戦、ルワンダ内戦、コソボ内戦、チェチェン紛争、ソマリア内戦、
アフガニスタン紛争、パレスチナ紛争などを取材。イラク戦争では日本人初
の米軍従軍(EMBED)取材を経験した。
(WHOPLUSより)
(袴田)
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