忍者ブログ
人物・文献情報データベースWHOPLUSの“人物”をテーマにしたブログです!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ 話題のカタマリ 第18回       ひとくせあるエッセイスト。
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  現在のNHK朝のテレビ小説は「ファイト!」である。ヒロインは、本仮
  屋ユイカ(もとかりや ゆいか)。WHOPLUSでも、たったひとりしか
  収録がない珍しい名字の女優さんだ。さて、今回のカタマリは珍しい名字
  ではなく、この朝ドラ「ファイト!」に登場する二人のエッセイストだ。

  一人目は(“登場”といっては、語弊があるかもしれないが)ドラマのオ
  ープニングやエンディングで使われているイラストを担当している、漫画
  家の西原理恵子(さいばらりえこ)。

  彼女は、いわずもがなのエッセイ漫画の名手。ギャンブルや、突撃取材な
  ど題材にひとくせあるものが多い。その一方で、家族の日常を描いた『毎
  日かあさん』(毎日新聞社)などは、ちょっとおかしくて切ない、家族の
  絆にふれていて、なるほど朝ドラのテーマとぴったりね、という感じだ。

  そしてもうひとりのエッセイストは、俳優・児玉清。
  「パネルクイズアタック25」のちょっとくどい司会でおなじみの、あの人
  だ。最近はあの司会ぶりをネタにした、健康飲料のコマーシャルにも自ら
  出演しているし、なんでもネット上には、児玉清の“言い回し”データベ
  ースなるものも存在するんだとか。あなどれない人気だ。

  --------------------------------------------------------------------
  ◎ 児玉清(こだま きよし) 俳優 司会者 エッセイスト 昭和9年東京都生


  学習院大学文学部独文学科〔昭和33年〕卒 。大学在学中、演劇グループ・
  劇場座を結成。卒業後の昭和33年第13期ニューフェースとして東宝に入社。
  36年「別れて生きるときも」で本格デビュー。42年フリーとなり、以後テ
  レビで活躍。日本テレビ「花は花嫁」、TBS「ありがとう」などのホーム
  ドラマで人気を得る。49年から「パネルクイズアタック25」の司会をつと
  める。
  芸能界屈指の読書家としても知られ、NHKの本格書評番組「BSブックレビュ
  ー」の司会を担当するほか、新聞・雑誌にエッセイやコラムを寄稿。翻訳
  小説の文庫解説なども手がける。
  他の出演に映画「黒い画集」、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージ
  ック」、テレビ「山河燃ゆ」「武田信玄」「ラストダンス」「HERO」など。
  一方、青春時代から切り絵を趣味とし、平成16年そのノウハウを「たった
  ひとつの贈りもの」にまとめ出版。他の著書に「寝ても覚めても本の虫」
  がある 。放送作家協会賞演技者賞受賞。

   <連 絡 先> 児玉清事務所
   〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷3-55-5 (TEL/FAX 03-3470-0322)


                 (データベース「WHOPLUS」より)
  --------------------------------------------------------------------

  無類の本好きというあたりから、エッセイストとしての活動も読み取れる
  が、プロフィールの後半に突如、“切り絵”についての記述が登場するの
  が、彼のひとくせあるところ。
  朝ドラ「ファイト!」でも、児玉清演じる老舗旅館の主人が、こどもに
  「師匠!」と呼ばれ、切り絵を教えているシーンが多用されていた。あの
  シーンには、こういう伏線があったのか…今さらながらに知るのである。
  
  児玉清の新たな魅力を発見したところで、また次回!

拍手[0回]

PR

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ 話題のカタマリ 第17回            『測る人』の巻
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  うだるような暑さの週末、だんだんアタマのねじがゆるんでくる自分に喝
  を入れるため、涼と知性を求めて、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプ
  レイス内/東京都目黒区)にでかけた。
  目的は写真展『アンコールと生きる』(8/14まで)。

  写真家・BAKU斉藤氏が10年の歳月をかけて体系的に撮影し続けたアンコー
  ル・ワット遺跡群の写真展。氏による写真は、迫力があり大満足だったの
  だが、この写真展に出かけた目的は、もうひとつ。東京大学池内研究室に
  よる「バイヨンデジタルアーカイブプロジェクト」の映像資料上映だ。

  “バイヨン”というのは、アンコール・ワットの中心寺院遺跡のこと。池
  内克史研究室では、この崩れかけた世界遺産の計測を行い、その正確な図
  面をおこしたり、3D映像による再現を試みている。
  この映像資料では、遺跡ならではの測定時の悪条件(狭く入り組んだ隙間
  が多いこと、足場が弱いこと等)をクリアするワザの紹介がみどころだ。

  鏡や気球(なんと「東京大学」と大きく書かれている!)をつかった独自
  の測定技術を駆使しての計測の様子が、現地での実際の作業映像とともに
  紹介されていた。

  さて、池内氏はどのような人物なのだろう? WHOで検索してみよう。

  ◎ 池内 克史(いけうち かつし) 昭和24年 大阪府 生まれ
    東京大学生産技術研究所教授
   
   京都大学工学部機械工学科〔昭和48年〕卒
   東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻〔昭和53年〕博士課程修了
   工学博士(東京大学)〔昭和53年〕

   米国マサチューセッツ工科大学人工知能研究所助手を経て、昭和55年
   工業技術院電子技術総合研究所入所、制御部視覚システム研究室研究
   員となる。のちカーネギーメロン大学計算機科学科研究準教授。平成
   8年東京大学生産技術研究所教授に就任。著書に「マシンビジョン」
   (共著)他。専攻分野は、視覚情報工学、人工知能。所属学会・団体 電
   子情報通信学会、情報処理学会。

  さらに、文献を検索すると、80年代のものから数えて、ゆうに100を
  越えており、その旺盛な研究活動の側面を確認できる。

              *   *   *

  遺跡の修復という命題に知恵で挑む…心の中で拍手喝采して帰路についたの
  であった。
                          次回もお楽しみに!

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ 話題のカタマリ 第16回 『キャラメルフラペチーノ飲みたい』の巻
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ものすご~く暑い日に、都会の街中をウロウロしていると、のどが渇く。そ
 こらの自販機で缶ジュースを買って、ビルの日陰にしゃがんで、ぐびぐび飲
 むという選択肢もあるけれど、それならスターバックスに行きたい。キャラ
 メルフラペチーノ飲みたい! そんなわけで、都会のオアシス“スターバッ
 クス”をWHOで全文検索してみよう。

 日本人では、スターバックス・コーヒージャパンCEOの角田雄二氏、また
 ジャーナリストで、スターバックス・コーヒージャパン常勤監査役の吉村秀
 實氏らがヒットした。

 --------------------------------------------------------------------
  ◎ 角田 雄二(つのだ ゆうじ) 昭和16年生 神奈川県出身

  スターバックス・コーヒージャパンCEO、日影茶屋社長、サザビー取締役

  神奈川県・逗子市の老舗料亭・日影茶屋オーナー家に婿入りし、昭和42
  年社長。長年レストラン経営、フードビジネスに携わり、神奈川県やロ
  サンゼルスに日本料理店などを持つ。56年海外進出のために渡米。
  出店先で世界中に店を持つコーヒーチェーン・スターバックスに出合い
  日本に紹介。平成3年熊谷喜八シェフのキハチアンドエス会長。7年スタ
  ーバックス・コーヒージャパンを設立し、社長に就任。13年最高経営責
  任者(CEO)。同年ナスダックジャパンに上場。

  連絡先 スターバックス・コーヒージャパン(株) Tel.03-5412-7481
      〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-22-16
 --------------------------------------------------------------------

 さて、その他はもちろん外国勢だが、直接スターバックスで役職について
 いる人ばかりではなく、経歴中にスターバックスという企業名を含んでい
 る人物が多くヒットしている。
 たとえば、今年マイクロソフト日本法人の社長に就任したダレン・ヒュー
 ストン氏は、スターバックスコーヒーでのキャリアを経歴に加えているし、
 著名な経営コンサルタントのマーク・ゴーベ氏の経歴にも長年スターバッ
 クスのブランド戦略を手がけてきたことが記述されている。
 その企業とのかかわりが一種のステイタスになる、といういい例かもしれ
 ない。
 --------------------------------------------------------------------
  ◎ ダレン・ヒューストン(Darren,Huston) 1966年1月3日/生カナダ国籍

  実業家 マイクロソフト社長

  1990年カナダ政府経済担当顧問、'94年マッキンゼー・アンド・カンパ
  ニー、'98年スターバックス・コーヒーを経て、2003年マイクロソフト
  副社長。2005年同社日本法人社長に就任。トレント大学〔1989年〕卒。
  ブリティッシュコロンビア大学大学院修了 M.B.A.(ハーバード大学)
  〔1994年〕

  連絡先 マイクロソフト(株) Tel.03-4332-5300
      〒151-8583 東京都渋谷区代々木2-2-1小田急サザンタワー
 --------------------------------------------------------------------

 日本にやってきて10年になろうかというスターバックス。(1996年に銀座に
 第一号店ができたようだ)旅先で入ったスターバックスのバリスタは、ちょ
 っと訛っていたよなあと、にっこり思い出したところで、また次回!

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ 6月は兄弟相撲。           話題のカタマリ<番外編>
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  さて、月のはじめのメルマガは「WHO」の検索ランキング。
  6月にたくさん検索されたあの人、この人…チェックしていきましょう!


   第1位  貴乃花 光司(大相撲年寄 元力士-第65代横綱)
        花田 勝  (スポーツキャスター 元力士-第66代横綱)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    この兄弟がランキングの上位にくるだろうと予想はしていたものの、
    同率一位! ささやかに感動したものの、単に二人セットで検索され
    た結果? ちなみに花田景子さんは18位にランクイン。

   第2位  森 光子(女優)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    美空ひばりの17回忌記念コンサートで「東京キッド」を披露。あや
    やが鳥肌を立てるほどの美声だったとか、やっぱりちょっと無理があ
    ったとか…。

   第3位  斎藤 孝(明治大学文学部教授)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    いわずと知れた「声に出して読みたい日本語」の作者。
    思わず、ネット上にどんな“声に出して読みたい”があるか、サーチ
    しちゃいました…。「声に出して読みたい自動車用語」「声に出して
    読みたい宮崎弁」「声に出して読みたいブログ」「声に出して読みた
    い新明解国語辞典」などなど。すべて実在します。

   第4位  櫻井 よしこ(ジャーナリスト 元ニュースキャスター)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    薬害エイズ名誉棄損訴訟で、逆転勝訴―原告はすでに故人となってい
    る安部英・元帝京大副学長。名誉毀損にあたる表現があるとして訴え
    られたのは『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社 1994年)
    という本ですが、この本の出版と同時期に、雑誌「中央公論」で、彼
    女が発表した記事やインタビューもまた、興味深いものです。

    ◆エイズ輸血感染事件のカギを握る男――疑惑の核心をつく2時間余
     のインタビュ- (イン タビュ-)安部英;(インタビュ-)桜井よしこ
     中央公論 109(5) 1994.5 p112~126 掲載

    ◆「東京HIV裁判」結審の日
     中央公論 110(9) 1995.6 p111~117 掲載

    ◆スモンをこえたHIV訴訟和解勧告
     中央公論 110(16) 1995.12 p70~77 掲載

                  (「MAGAZINEPLUS」より)

               *  *  *

                    次回のランキングもお楽しみに!

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ■ 名力士逝く…そして鉄道事故     話題のカタマリ<番外編>
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  今回は「話題のカタマリ」番外編として、5月にたくさん検索された人物
   の第1位から第5位までダイジェストで紹介。

  それにしても、“遺産争い”というのは、故人が立派な人物であればある
   ほど見苦しく感じます。二子山親方の遺産をめぐるドタバタも、しばらく
   は衆目を集めることになりそうです。

   第1位  故・貴ノ花利彰 (力士/大関)
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    『第45代横綱である初代若乃花の末弟で、中学卒業後に兄の興した二子
     山部屋に入門。昭和40年夏場所初土俵を踏む…』現役時代の活躍、引
     退後の後進育成への情熱まで、WHOプロフィールではあますところ
     なく紹介しています。

   第2位  安部 誠治(関西大学商学部教授)
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――
     公共交通論を専門とする。『新幹線が危ない!』(世界書院)などの
     著書も発表。

   第3位  青木 謙知(航空評論家 軍事評論家)
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――
     元「航空ジャーナル」編集長。日航機墜落事故の解説で名を知られた
     航空評論家の故・青木日出雄を父にもつ。

   第4位  柘植 久慶(軍事ジャーナリスト 小説家)
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――
     アルジェリア、ラオスでの格闘技教官を経て、グリーンベレーに加わ
     る。現代の特殊戦争を経験した軍事ジャーナリスト、作家として活躍。

   第5位  垣内 剛(JR西日本社長)
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――
     昭和44年国鉄に入り、62年民営化に伴いJR西日本に移る。初代経営管
     理室長を務め、財務部長時代には株式上場に向け実務を指揮した。15
     年社長に就任。福知山線では事故そのものの悲惨さとともに、企業と
     しての姿勢を問われている。

  福知山線脱線事故の影響で、6位~30位までのあいだにも、佐藤信之(交
   通評論家)永瀬和彦(金沢工業大学教授)角本良平(交通評論家)らの鉄道
   交通関係の専門家が登場しています。

               *  *  *

                          次回もお楽しみに!

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ 話題のカタマリ 第11回 「お天気の人」の巻
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  お昼休みに弁当を買いにでようと思ったら、なんだか肌寒い。「今日は23
  度まで上がると言っていたではないか。平井さんめ…」

  平井さんというのは、NHKの天気予報などに出演している気象予報士で、
  独特の観察眼と豊富な知識、何よりその柔和な人柄で人気の人である。まあ
  わたしにとっておなじみの「お天気の人」なのである。

  お弁当をほおばりながら、しばらく「お天気の人」について思いを馳せてい
  た。いわずもがなの石原良純、柏レイソルファンで知られる森田さん、元ス
  チュワーデスの真壁京子、最近お亡くなりになってしまったが、もっとも親
  しまれた「お天気おじさん」といえば福井敏雄さんだ…。そこまで思い出し
  たところで「TOKIOのリーダーと、日テレの番組で、ロケと称しては日
  本酒を飲みまくっていたあの気象予報士は誰だったか…」という疑問が頭を
  もたげた。
  何の因果か、こんなときすぐに頭に浮かぶのはWHOで検索するための入力
  式だ。「日本テレビ 気象予報士」(必ず含む)。WHOで試してみるとビ
  ンゴ。そうそう、木原さん。お天気の木原さん。プロフィールも見てみよう。

 ----------------------------------------------------------------------
  木原 実(きはら みのる) 俳優/キャスター 昭和35年神奈川県生まれ
 ----------------------------------------------------------------------
  [学歴]日本大学芸術学部演劇科卒 [資格] 気象予報士
  [所属団体]日本ウェザーキャスター協議会

  劇団花組芝居に旗揚げ公演から参加し、舞台俳優として活躍。傍ら日本テ
  レビで朝の番組のリポーターをつとめ、昭和62年夕方のワイドニュース天
  気情報を担当。のち「ニュース・プラス1」「あさ天5」「ジパングあさ」
 「ズームイン!!SUPER」などで天気情報を担当する。「キャベ2」「アサヒ
  ビールほろにが」などのテレビCMにも出演
 ----------------------------------------------------------------------

  肩書きが俳優というところが、どうもしっくりこないわけだが、もともと
  俳優だった木原さんは、副業で朝の番組リポーターをはじめ、なんやかん
  やで、いまや押しも押されぬ日テレの看板お天気キャスターになったとW
  HOは語っている。人生はわからない。

  さらに、この一件について取り上げられている新聞記事も文献から発見で
  きる。『 "お天気青年" 実は人気俳優 (テレビ人間図鑑 )』1993年の東京
  新聞朝刊に掲載された記事だ。

  もう、これで「木原さんは俳優」。しかも人気俳優という定義はゆるぎな
  いものになった。
  その一方で、WHOはまた「木原さんが俳優として出演しているコマーシ
  ャルは、酒がらみのものばかり」ということも同時に語っている。
  わたしはそのコマーシャルを見たことがないが、きっと俳優でもキャスタ
  ーでもない、いい顔で飲んでいただろう。木原さんが、新たなわたしの
 「お天気の人」になりそうな予感をはらみながら、また、次回!


拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ WHOで検索!話題のカタマリ 第10回 アーティストのカタマリ
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  デバイス・アーティスト/クワクボリョウタ の巻

   デバイスって言葉は、謎である。

   パソコンを使う人ならば、一度は遭遇したことがあるであろう「デバイ
   ス・エラーです。」「デバイスが不正です。」
   デバイスってものが、そもそもわからないというのに、それがエラーだ
   不正だと言われたって、それはどこなの? ワタシどうすりゃいいの?
   どうにも人を不安にさせる“デバイス”だ。

   なにかヒントがあるかもしれぬと、今日のテーマであるデバイス・アー
   ティストの経歴を読んでみることにした。

  --【クワクボ リョウタ】デバイス・アーティスト ---------------------

   航空会社のエンジニアの家庭に育つ。
   小学校時代からパソコンに熱中し、プログラムの基礎を収得。やがて美
   術に傾倒し、大学、大学院では現代美術を専攻。卒業後、プログラマー
   となるが、美術と電子技術を融合させた電子アートを志して大学の先輩
   であるアートユニット・明和電機に弟子入り。
   エレクトロニクスを中心にデジタルとアナログの境界線上で作品を制作
   する傍ら、他のアーティストのサポート・エンジニアリング、おもちゃ
   の開発なども手がける。投げたり揺すったりすると擬音が出る「ビーチ
   ボール」、テーブルをたたくとまねをしてたたき続けるマシンなどを創
   作し、平成16年文化庁メディア芸術祭アート部門大賞を受賞

  -------------------------------------------------------------------

  「明和電機の弟子なのね!」いっときテレビなどにもよく出ていたので、
   ご存知の方も多いと思うが、ご存知ない方のためにちょっと説明すると
   青い作業服姿で、自作の電機楽器をつかったパフォーマンスなどをする
   ユニークな二人組のことである。
   クワクボ氏は、その弟子というわけだ。
   ああいうエレクトリックなものと、アートを融合するのがデバイス・ア
   ートなのですね。へー、世の中には面白いことを考える人が…そこまで
   思いいたって「デバイス(device)」を辞書でひいてみると、

    デバイス 【device】(1) 電子回路を構成する基本的な素子。トラ
    ンジスタ・IC・LSIなど。(2) コンピューター-システムの中
    で特定の機能を果たす装置。ハードディスク・プリンター・マウス
    などの周辺装置を広くいう。
              -「デイリー 新語辞典」(三省堂)より-

   この記述を読む限り「デバイス・エラー」って、どことはいわないけど
   パソコンのどっかがおかしいよってな意味なの? そんな大雑把なこと
   でこのエラーは解消できるの? さらなる謎が深まったまま、また次回。

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ WHOで検索!話題のカタマリ 第8回 アーティストのカタマリ
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  銀座のエルメスビル(メゾンエルメス)のウインドーディスプレイは、ア
  ーティスティックであるとのタレ込みから、今回はこのディスプレイを担
  当したアーティストを紹介しよう。

  --【名和晃平/なわこうへい】造形作家------------------------------

   昭和50年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院後期博士課程修了。
   平成12~13年 "Boomerang Art Project"を京都とドイツ・ブレーメ
      ンで開催。14年個展"CELL"を開く。15年京都府美術工芸新鋭選抜展
      で最優秀賞受賞。作品に動物の剥製や昆虫の標本などの様々な物質
      の表面をすべてガラスのビーズで覆ったシリーズ作品「PixCell」
   などがある。平成15年京都府美術工芸新鋭選抜展最優秀賞を受賞。

  -----------------------------------------------------------------

  造形作家・名和晃平は、前々回紹介したカメラマンの澤田知子とならんで
  愛知万博(「愛・地球博」)への大型作品の出展が決まった、最近もっと
  も注目されているアーティストのひとりではないだろうか。

          次回も若手のアーティストを紹介します。お楽しみに。

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ WHOで検索!話題のカタマリ 第8回 アーティストのカタマリ
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      (その2)【イラストレーター 五月女ケイ子の巻】

          *      *     *

 「知るひとぞ知る若手のアーティストをメルマガで紹介したらどうかね?」
  約1ヶ月ほど前、上司がふとそんなことを口にした。「あ、いいですね。や
 りましょー、やりましょー」

  二つ返事で引き受けたはいいが、“知るひとぞ知る”を探すのがムズカシい。
 プロの編集者だって、それを探すのに苦労しているわけだから、おいそれとは
 見つからない。いくらWHOをもってしても、それは無理なのである。
  そんなわけで、前回は、営業スタッフの若手に「ね、ね、よろしく!」など
 といいながら原稿をかかせたわけだが、今回はそうもゆかぬ。ならばと以前か
 らどうも気になっていたイラストレーターを調査することにした。名前しかわ
 からない。けれどWHOなら名前がわかれば十分なのだ。

 「ビギナー」という2年ほど前に放送されていたフジ系のドラマをご存知だろ
 うか? 経歴も年齢もちがう司法修習生をえがいたいわゆる“司法もの”であ
 る。このドラマでは、毎回、実際の事件や、劇中の架空の事件が紙芝居仕立て
 で登場する。その紙芝居に使われるイラストのうち、なんとも強烈なものがあ
 った。どろどろとした色使いにオーバーな表情をした男、女。オカルトチック
 ともコメディタッチとも、劇画タッチとも抽象的ともつかない独特のテイスト。
 はっきりいって目がくぎ付けである。
  ドラマのエンドロールを見ると、五月女ケイ子という人物が書いたものらし
 いことだけがわかった。
  このドラマのあとも、同じ作者のものと思われるイラストを、テレビや雑誌
 などでちょくちょく目にした。売れている。でも誰なんだ、それは。
  誰だかわからないけれど、何だかむずむずとアンテナに引っかかる人、それ
 がすぱっと解決する可能性が高いのがWHOである。本人のホームページより
 も客観的で、ファンサイトよりもクールな視線。それがWHOである。
  さっそく基本的なプロフィールをWHOで確認してみたところ、このドラマ
 ではなく、別番組から人気に火がついたようである。本を出版していることも
 わかった。

  【五月女ケイ子】イラストレーター/成城大学芸術学科映画専攻卒
   大学卒業後、ファッション誌のイラストレーターとして活動。BSフジの
   バラエティー番組「宝島の地図よっ」の“新しい単位”コーナーでイラス
   トを担当し、好評を得る。夫も同番組の構成作家。

  そんなわけで、2年越しの「誰なんだ?」を解決でき、非常にすっきりとし
 た気分である。この爽快な気分のまま、次回も気になる若手のアーティストを
 お届けしようと思う。どうぞ、お楽しみに!

拍手[0回]


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ WHOで検索! 話題のカタマリ 第6回
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   スマトラ沖地震による津波の発生で…
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   島国ニッポンでは、地震とならんで最も身近な自然の脅威として知られ
   ているもの、それが津波。英語でも日本語をそのまま“TSUNAMI”
   と書いて表現するそうですね。ところで、今回のスマトラ沖地震による
   大津波の発生で、津波研究者に注目が集まっているんだとか。

   では、日本人専門家にはどんな人がいるの?
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   今回は、WHOでチェックした津波研究の第一人者達を紹介します。

   ※ キーワード「津波」、職業・活動分野「自然科学系研究者」
     などを主な条件として指定し、比較的経歴の新しい人物を
     独自にピックアップしたものです。
   ※ なお肩書きなどはデータ収録当時のものとなりますので、
     ご了承ください。

  <WHOでチェックした津波の研究者・専門家10人>

  ◆阿部 勝征(アベカツユキ)…東京大学地震研究所教授。大地震と津波
   の発生メカニズムを明らかにした。『世界の大地震カタログ』は、“阿
   部カタログ”と呼ばれ有名。

  ◆阿部 邦昭(アベクニアキ)…国際津波学会会員。平成5年に東北大学
   で発表された秋田県沖地震の発生予測をもとに、津波の高さと海岸への
   到達時間をコンピュータシミュレーションで予測した。

  ◆今村 文彦(イマムラフミヒコ)…東北大学大学院教授。専攻分野は津
   波工学。国内外で津波被害の把握、発生メカニズムの解析に尽力してい
   る。

  ◆岡村 真(オカムラマコト)…高知大学理学部教授。地震から生じた津
   波による堆積物から、地震の周期性を研究。

  ◆河田 恵昭(カワタヨシアキ)…京都大学防災研究所附属巨大災害研究
   センター教授・センター長、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センタ
   ー長。高潮や津波による災害を研究テーマとしている。

  ◆斎藤 晃(サイトウアキラ)…東海大学海洋学部教授。津波災害とその
   対策についてを研究テーマとしている。

  ◆佐伯 浩(サエキヒロシ)…北海道大学工学部教授。北海道南西沖地震
   の津波検討委員会会長を務める。

  ◆酒匂 敏次(サコウトシツグ)…東海大学海洋学部教授。日米の行政・
   教育・研究ポストを歴任。津波防災の施設機能を研究テーマとする。

  ◆首藤 伸夫(シュトウノブオ)岩手県立大学教授。昭和35年のチリ地
   震津波から研究を開始。国際津波学会での受賞歴がある。

  ◆都司 嘉宣(ツジヨシノブ)…東京大学地震研究所助教授。国立防災科
   学センターなどを経て現職。地震津波に関する史料をまとめるなど津波
   関連著書が多数ある。

             ~さらに詳しいプロフィールや文献はWHOで!

拍手[0回]


[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9
«  Back :   HOME   : Next  »
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[07/08 宮城県 水山養殖場]
[09/10 ベルギーの海賊]
[02/10 匿名希望]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
日外アソシエーツ株式会社
性別:
非公開
自己紹介:
総合的な人物・文献情報サービス「WHOPLUS」を運営する会社です。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]