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■ 話題のカタマリ 第18回 ひとくせあるエッセイスト。
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現在のNHK朝のテレビ小説は「ファイト!」である。ヒロインは、本仮
屋ユイカ(もとかりや ゆいか)。WHOPLUSでも、たったひとりしか
収録がない珍しい名字の女優さんだ。さて、今回のカタマリは珍しい名字
ではなく、この朝ドラ「ファイト!」に登場する二人のエッセイストだ。
一人目は(“登場”といっては、語弊があるかもしれないが)ドラマのオ
ープニングやエンディングで使われているイラストを担当している、漫画
家の西原理恵子(さいばらりえこ)。
彼女は、いわずもがなのエッセイ漫画の名手。ギャンブルや、突撃取材な
ど題材にひとくせあるものが多い。その一方で、家族の日常を描いた『毎
日かあさん』(毎日新聞社)などは、ちょっとおかしくて切ない、家族の
絆にふれていて、なるほど朝ドラのテーマとぴったりね、という感じだ。
そしてもうひとりのエッセイストは、俳優・児玉清。
「パネルクイズアタック25」のちょっとくどい司会でおなじみの、あの人
だ。最近はあの司会ぶりをネタにした、健康飲料のコマーシャルにも自ら
出演しているし、なんでもネット上には、児玉清の“言い回し”データベ
ースなるものも存在するんだとか。あなどれない人気だ。
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◎ 児玉清(こだま きよし) 俳優 司会者 エッセイスト 昭和9年東京都生
学習院大学文学部独文学科〔昭和33年〕卒 。大学在学中、演劇グループ・
劇場座を結成。卒業後の昭和33年第13期ニューフェースとして東宝に入社。
36年「別れて生きるときも」で本格デビュー。42年フリーとなり、以後テ
レビで活躍。日本テレビ「花は花嫁」、TBS「ありがとう」などのホーム
ドラマで人気を得る。49年から「パネルクイズアタック25」の司会をつと
める。
芸能界屈指の読書家としても知られ、NHKの本格書評番組「BSブックレビュ
ー」の司会を担当するほか、新聞・雑誌にエッセイやコラムを寄稿。翻訳
小説の文庫解説なども手がける。
他の出演に映画「黒い画集」、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージ
ック」、テレビ「山河燃ゆ」「武田信玄」「ラストダンス」「HERO」など。
一方、青春時代から切り絵を趣味とし、平成16年そのノウハウを「たった
ひとつの贈りもの」にまとめ出版。他の著書に「寝ても覚めても本の虫」
がある 。放送作家協会賞演技者賞受賞。
<連 絡 先> 児玉清事務所
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷3-55-5 (TEL/FAX 03-3470-0322)
(データベース「WHOPLUS」より)
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無類の本好きというあたりから、エッセイストとしての活動も読み取れる
が、プロフィールの後半に突如、“切り絵”についての記述が登場するの
が、彼のひとくせあるところ。
朝ドラ「ファイト!」でも、児玉清演じる老舗旅館の主人が、こどもに
「師匠!」と呼ばれ、切り絵を教えているシーンが多用されていた。あの
シーンには、こういう伏線があったのか…今さらながらに知るのである。
児玉清の新たな魅力を発見したところで、また次回!