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【3】話題のカタマリ(第37回)      ― 「東京タワー」はいつまで続く
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 何は無くとも「東京タワー」らしい。

 リリー・フランキー原作の「東京タワー―オカンとボクと、時々オトン」が、
 速水もこみち主演でフジテレビの通称"月9枠"で放映されている最中である。

 春にはオダギリジョー主演の映画も公開される予定なのだが、そのうえ今夏に
 は舞台化もされることになり、主役の"ボク"には萩原聖人が抜擢されたという。

  ◎ リリー・フランキー 昭和38年福岡県生まれ
        イラストレーター 作家
イラストレーターの傍ら、アイドル評論家、事情通として活躍し、DJ集
    団IBM(IDOL BEATS MASSIVE)を主宰。他に絵本作家、写真家の顔も持ち、
    ラジオ番組の構成や装丁も手がける。初の長編小説「東京タワー―オカ
    ンとボクと、時々オトン」が130万部のベストセラーとなり、18年本屋
    大賞を受賞。

  ◎ 大泉 洋 昭和48年北海道生まれ
    俳優
    大学在学中、演劇サークルの仲間5人と劇団Team Nacs(チームナックス)
    を結成。同年スカウトされ、北海道・HTBの深夜バラエティー番組「水曜
    どうでしょう」でタレントデビュー。17年ドラマ「救命病棟24時」に出
    演して全国区に。18年ドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オ
    トン」に主演。

  ◎ 速水 もこみち 昭和59年東京都生まれ
    俳優
    平成14年ドラマ「逮捕しちゃうぞ」で俳優デビュー。「ヤンキー母校に
    帰る」「ごくせん」などで人気を獲得。19年"月9"枠ドラマ「東京タワー
    ~オカンとボクと、時々オトン~」に主演。

  ◎ オダギリ ジョー 昭和51年岡山県生まれ
    俳優
    高校卒業後、映画監督を志し米国に渡る。コース選択を誤り演劇を2年間
    学び、俳優に転向。12年テレビ「仮面ライダークウガ」の主役に抜擢され
    る。17年映画「血と骨」で日本アカデミー賞助演男優賞などを受賞。

  ◎ 萩原 聖人 昭和46年生まれ
    俳優
昭和62年デビュー。平成2年劇団アーリータイムリーズを結成。出演作品
    にテレビ「砂の上の恋人たち」「弟」、映画「学校」「GO」、舞台「花園
    ラビリンス」「さぶ」など。韓国ドラマ「冬のソナタ」ではペ・ヨンジュ
    ン演ずる主人公の声の吹き替えを担当した。

                  (データベース「WHOPLUS」より)

 小説の映像化といえば、川端康成の「伊豆の踊り子」や三島由紀夫の「潮騒」な
 どの文芸作品を、数年おきに当代の若手俳優やアイドル歌手が主演したものを思
 い出すのだが、「東京タワー」の場合、原作本が「本屋大賞」を受賞してからわ
 ずか1年弱で、昨秋の大泉洋主演のドラマ特番以降、たて続けに映像化されてい
 るのが特異な現象だといえよう。あとはアニメ化とゲーム化とハリウッドのリメ
 イク版が出れば完璧であろう(な訳はないと思うが)。

 そして「東京タワー」ブームが去った頃、隅田川沿いに「新タワー」が完成して
 リリー・フランキーは「新・東京タワー」を書くに違いない。
 

 ドラマ特番「東京タワー―オカンとボクと、時々オトン」
  http://wwwz.fujitv.co.jp/tokyotower/index.html

 月9ドラマ「東京タワー―オカンとボクと、時々オトン」
  http://www.fujitv.co.jp/tokyo-tower/index2.html

 映画「東京タワー―オカンとボクと、時々オトン」
  http://www.tokyotower-movie.jp/

                                 (袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第28回)   坂本あおい
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貧乏の星

 はたらけど はたらけど猶(なお)わが生活(くらし)楽にならざり――。
 最近、ふとした拍子に、この啄木の詩が頭にでてくる。まるでBGMかテーマ
 ソングのようで、エッチラ、オッチラ坂をのぼりながら、気づくとこの句に合
 わせて足を動かしていたりするから、我ながら情けなくなる。わたしのしてい
 る文芸翻訳の仕事は、日々コツコツと働けど、その報酬を手にするのは先のこ
 とになる。だから、生活が苦しくなったからといって、あわてて大車輪で働い
 ても、わがくらしは俄かには楽にならないしくみなのだ。

 最近、占い稼業の友人がおしえてくれたのだけど、わたしは金運にもめぐまれ
 ているが、それ以上に強力な「貧乏の星」を持っているらしい。金運があるの
 にお金がないということは、浪費するということ? 楽しく浪費できるなら、
 それが一番だネ。そう言うと、友人は「ポジティブ・シンキングだね」と笑っ
 たが、こう、アドバイスすることも忘れなかった。「金運の強い男を見つけて
 ね」。はい、望むところです。

 さて、WHOPLUSの収録者を「貧乏」「赤貧」「生活苦」などの検索語で
 探してみると、筋金入りの貧乏さんが見つかって、気休めになる。中でも目立
 っていたのは、貧乏から成りあがる実業家タイプ、貧しさを飯のタネにする作
 家タイプ、生活苦で命をたつ詩人タイプ、貧しさと接して目覚める社会運動家
 タイプ、それに新興勢力のエンジョイ・貧乏旅行タイプだ。データをつらつら
 ながめていると、貧乏は、古今東西、芸術のテーマにも、人を動かす力にもな
 っていたのだなあと実感する。ちなみに、手持ちの類語辞典をみると、人の貧
 富をあらわす言葉(金持ち/貧乏人)は、「富」のほうがエントリーが多いが、
 貧富の状態をあらわす言葉(裕福/貧乏)は、圧倒的に「貧」のほうが充実して
 いるのがわかる。

 貧乏、極貧、文無し、無一文、すかんぴん、すってんてん、丸裸、無銭、火の
 車、首がまわらない、きゅうきゅう、ぴいぴい、エトセトラ――。

 「富」は他人事なのに対して、「貧」は実感として、人々の身近なところにあ
 ったのではないか、とわたしは共感をもって考察するわけだ。

 話はもどるが、わたしの啄木の詩は、いつもなぜか山上憶良の『貧窮問答歌』
 に移っていく。といっても一つのフレーズしか知らないので、それが壊れたレ
 コードのようにくり返されるのだ。「はたらけど はたらけど猶わが生活楽に
 ならざり、鼻ビシビシに、鼻ビシビシに――」。ビシビシというのは鼻をすす
 る音。いかにもキビシイかんじが気に入っているのだけど、今年は暖冬でビシ
 ビシする暇もなかった。けれどフトコロは相変わらず寒く、さらにわたしの
 「貧乏の星」は、春になってますます精力絶倫なもよう。参ったなあ。

  ◎ 石川 啄木 明治19年2月岩手県生まれ 明治45年4月没
        歌人;詩人;小説家
        盛岡中在学時から詩作に専念、明治35年上京し与謝野鉄幹の知遇を得る。
    38年詩集「あこがれ」を出版、明星派の詩人として知られる。

  ◎ 山上 憶良 斉明6年生まれ  天平5年没
        官人;歌人
        大宝元年(701年)遣唐少録に任ぜられ、翌年入唐。帰国後、筑前守の在
    任中に大宰権帥の大伴旅人と交友し、大宰府を中心に歌壇を形成した。
    「万葉集」に収められた「貧窮問答歌」で知られる。

  ◎ 渡辺 和博 昭和25年2月広島県生まれ  平成19年2月没
    イラストレーター;エッセイスト
東京・四谷の美学校で赤瀬川原平に師事。雑誌「ガロ」の編集長を経て、
    フリーのイラストレーター、エッセイストとなる。職業ごとに金持ちと
    貧乏人を"マル金""マルビ"に分けて評した「金魂巻」はベストセラーと
    なり、"マル金""マルビ"は第1回の日本流行語大賞を受賞した。

                 (データベース「WHOPLUS」より)

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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     1/22~2/8までにプロフィールが更新された著名人はこちら!

   ― ( )内の日付はご本人によるプロフィール回答年月日です ―

 ◎ 筏井正樹(放送作家)
 TBS「ブロードキャスター」「サンデーモーニング」、フジテレビ「めざましテ
 レビ」など手がける。平成18年警察小説「ハリセン刑事」を出版  (2007.1.22)

 ◎ 青木豪(演出家,劇作家 劇団グリング主宰)
 平成9年劇団グリングを旗揚げ。17年東京グローブ座の「エデンの東」の脚色、
 18年シスカンパニー公演「獏のゆりかご」等の作・演出で注目される。近年は
 テレビ、映画などにも活躍の場を広げる                (2007.1.31)

 ◎ 室井滋(女優,エッセイスト)
 ドラマ、映画、バラエティ、CMですっかりおなじみの人気女優。週刊文春に長
 期連載中の「すっぴん魂」をはじめ、ミリオンセラーとなった「むかつくぜ!」
 などエッセイストとしても活躍。近著に「平凡キング」など    (2007.2.1)

 ◎ こだま兼嗣(アニメーション監督・演出家)
 昭和59年「キャッツ・アイ」のテレビシリーズで初監督。平成9年「名探偵コナ
 ン・時計じかけの摩天楼」で本格的に劇場デビュー。以後同シリーズを手がけ
 る                                              (2007.2.7)

 ◎ 村松謙一(弁護士 光麗法律事務所長)
 日本経済再生と中小企業の再生をテーマに倒産事件、会社更生事件を数多く手
 がける。平成19年1月NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演
                                                              (2007.2.8)

                           (回答順、敬称略)

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 "そのまんま東"こと東国原英夫氏が宮崎県知事になった。本名で呼ばれるよう
 になると別人になってしまったようで、何となく落ち着かないものだ。
 談合体質の改善や鳥インフルエンザ対策などの課題が山積だが、県政の立て直
 しに全力を注いでほしいと思う。

 さて今年は、統一地方選、参院選などの選挙が目白押しだ。果たしてどんな顔
  ぶれが出馬するのだろうか?
                                  (袴)

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【3】話題のカタマリ(第36回)         ― コンちゃんと和夫ちゃん
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 5日間ほど大阪へ出張してきた。
 昼食時に入った店は特に選んだわけではないのだが、AMラジオを流している所
 が多く、その時に聴いた番組は、MBSラジオの「こんちわコンちゃんお昼です
 よ!」か、ABCラジオの「全力投球!!妹尾和夫です」のどちらかであった。

 コンちゃんこと近藤光史は「吼えるコンちゃん」というコーナーで、その日に
 話題となったニュースをもとに、行政や企業、マスコミなどの批判を文字通り
 吼えまくっているのだが、たまたま聴いていた阪神・淡路大震災からちょうど
 12年目の日の放送では、被災体験を防災対策に十分活かしていない関西の行政
 の消極性を挙げていて、なるほどと感心したものだ。
 しかし、コンちゃんは時おり暴走し過ぎて聴取者からお叱りを受けるらしい。
 帰京してから知ったのだが、その週も「2ちゃんねる」批判を繰り広げた結果、
 番組ホームページのBBS(掲示板)を一時閉鎖せざるを得なくなったという。

 一方、和夫ちゃんこと妹尾和夫は、自身が劇団の座長をしていることもあって
 か、番組全体に遊び心が溢れているように思う。特に番組終了前のコーナー
 「おわりの会」で、リスナーから指摘された放送中の言い間違いや勘違いを聴
 き直しては、反省もしくは言いわけをするのが楽しい。
 ちょうど昨年末に、番組ガイド本の『人生晴れたり曇ったり―全力投球!!妹尾
 和夫ですの本 通称カズぼん。』(長っ!)が出たばかりということで、大阪
 みやげに買ってしまったほどだ。

 地方のラジオ番組をインターネットで聴ける機会は増えてはいるが、やはりラ
 ジオは、その土地で、そこの空気を吸いながら聴くと良いものである。
 たまさか震災祈念の日を挟んで関西に滞在したこともあって、なおさらそう感
 じたのであろう。

  ◎ 近藤 光史 昭和22年7月岡山県生まれ
        パーソナリティー
        昭和46年毎日放送にアナウンサーとして入社。「ヤングOh!Oh!」「ヤ
        ングタウン」「あどりぶランド」などを担当。"コンちゃん"の愛称で人
        気を得る。平成4年毎日放送を退職し、タヒチへ移住。12年毎日放送から
        再登板の要請があり帰国。主な出演にラジオ「こんちわコンちゃんお昼
        ですよ!」など。

  ◎ 妹尾 和夫 昭和26年11月大阪府生まれ
        ラジオパーソナリティー
        「ブレーブスアワー」(MBSラジオ)、「歌謡曲朝一番」(ラジオ大阪)、
        などに出演。平成17年「全力投球!!妹尾和夫です」(ABC)のスタッフ
        が集まり全力投球ワンダーフォーを結成、作詞・作曲し歌った「おかあ
        さんのカレー」が話題となる。
                 (データベース「WHOPLUS」より)


  MBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですよ!」番組ホームページ
   http://www.mbs1179.com/kon/

  ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です」番組ホームページ
   http://www.abc1008.com/zenryoku/
                                 (袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第27回)   坂本あおい
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SUDOKUとは、なんぞや?

 この前、ヨーロッパ旅行にいった時に、とある大型書店に入った。そこは照明
 の柔らかなゆったりとした空間で、あちこちにソファがおいてある。なんと
 「座り読み」OKなのであって、ハタキを持った店員の出現にビクつく必要は
 ないのだ。時間を忘れて、うっかり限界に達してしまったお客さんには、トイ
 レ(無料)も用意されている。喉が渇けば、店内のカフェを利用することもで
 きる。なんと居心地の良い空間だろう。

 そんな書店の中をウキウキと歩いていると、ふいに目に飛び込んできた漢字が
 あった。本の表紙に印刷された、「数独」という文字だ。一瞬、ただのデザイ
 ンかと思ったが、見れば、そのSUDOKUなるものを扱う各種の本のために、
 平積みのコーナーまでできている。適当な一冊を手にとってみると、宣伝文に
 は「ニッポンからやってきた、世界で超有名な数独」と書いてあった。ニッポ
 ン? 超有名っていわれても、わたしは知らないよ!と心の中で叫んでみたが、
 コーナーができるほどの人気の題材だという事実は、現前としてそこにあるわ
 けで――。

 わたしは疑問を引きずりつつ粛々と旅をつづけ、帰国するとすぐに「数独」の
 ことを調べてみた。どうやらこれは、パズル専門誌の「パズル通信ニコリ」が
 きっかけで人気に火がついた、数字を使うパズルの名前らしい。WHOにはニ
 コリ社長の鍜治真起さんのデータもあって、氏の「記事・論文」を見てみて、
 あらためて数独ファンの多さを知った。こんなに有名なものだったのか。

  数独の父・鍛治真起―いまや数独は世界で83か国、毎日1億人ぐらいが解い
  てます(阿川佐和子のこの人に会いたい〔659〕) [鍛治 真起;阿川 佐和子]
  週刊文春 48(48) 2006.12.14 p154~158
                 (データベース「WHOPLUS」より)

 と、ここまでが三週間前の話。
 WHOデータにはニコリのサイトに通じるURLが載っていて、わたしはそこ
 に、パズルのおためし問題を見つけてしまったのだ。それ以来、どれだけの時
 間をこのパズルに費やしてしまったことだろう。WHOの中に、こんな誘惑の
 木の実が落ちているとは、思いもしなかった。

 そんなこんなで、今ではすっかり「数独を知らないの?」という側にまわり、
 世界一億人のパズラーとの連帯感を、日々、深めているわたしである。とはい
 え、わたしの周囲にこのパズルを知る人は皆無で、日本でどれほどの知名度が
 あるのか、いまいち実感がつかめないでいる。これを読んでくださったあなた
 は、数独を知っていますか?

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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   12/13~1/9までにプロフィールが更新された著名人はこちら!

   ― ( )内の日付はご本人によるプロフィール回答年月日です ―

 ◎ 校條剛(新潮社開発部参事,(株)パブリッシングリンク・コンテンツ編成
     部編集長)
  平成5年「小説新潮」編集長、14年新潮新書創刊に際し、編集委員として参加。
  17年担当した藤原正彦著「国家の品格」は、250万部を超えるミリオンセラーと
  なった。18年初の著作「ぬけられますか―私漫画家滝田ゆう」を刊行
                                           (2006.12.13)

 ◎ 秋山貴彦(コンピュータ・グラフィックディレクター,映画監督)
  平成14年オーヴァーロード・ピクチャーズを設立。同年企画作品として第1回監
  督作品の映画「HINOKIO」が全国及び世界32ケ国で公開。イラン及び、フランス
  の映画祭で最優秀映画賞を受賞。現在、ロサンゼルス在住       (2006.12.18)

 ◎ 輿水精一(ブレンダー)
  サントリー山崎蒸留所のチーフブレンダーとして、「響」「山崎」など既存製
  品の伝統を守りながら、「膳」「無頼派」「座」などの新しいブランドを創り
  出す。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2006.11.9放送)にも出演
                               (2006.12.18)

 ◎ 八木康夫(テレビプロデューサー,TBS取締役)
  戦争ドラマをライフワークとして平成15年「さとうきび畑の唄」、17年「広島・
  昭和20年8月6日」、18年「僕たちの戦争」を制作              (2006.12.25)

 ◎ ヨーヨーマスターTAKA(ヨーヨーインストラクター)
  平成9年よりヨーヨーインストラクターとして活動、11年世界で初めて2つのヨー
  ヨーを1つの手で操る最高難度の技“ソロハム”を完成させる。18年映画「スケ
  バン刑事」の技術指導を担当                                 (2006.12.27)

 ◎ 服部匡志(医師,ベトナム国立眼科研究所客員教授)
  平成14年よりベトナムで眼科の医療技術指導と無償治療活動に取り組み、手術を
  した患者数は3000人を超える。TBS「情熱大陸」(2006.4.9放送)に出演
                                                               (2007.1.5)

 ◎ 渡辺貞(理化学研究所次世代スーパーコンピュータ開発実施本部プロジェク
     トリーダー)
  長年スーパーコンピュータの開発に従事し、平成18年にはスーパーコンピュータ
  生みの親の名を冠したシーモア・クレイ賞を日本人として初めて受賞した 
                                                               (2007.1.5)

 ◎ 陳昌鉉(バイオリン製作者,陳バイオリン工房主宰)
  昭和59年東洋ではただ1人の“無鑑査製作家”の特別認定を受ける。“東洋のス
  トラディバリ”と呼ばれ、平成14年に出版した自伝「海を渡るバイオリン」は
  15年から漫画連載(「天下の弦」)、16年にはテレビドラマ化された
                                                               (2007.1.9)

                           (回答順、敬称略)

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 江國香織の父で故人の作家・江國滋の『落語美学』(ちくま文庫)を読んでい
 たら、落語の「寿限無」を彷佛とさせると紹介されていた話である。

  -------
  西日本新聞(昭和38年1月11日付)に次のような記事が載っていた。
  長崎県北松浦郡江迎町の会社社長(中略)は奇妙なお墓をたてた。(中略)
  全体を三角形に作ったもので、(中略)三角形こそ世の中で最も安定した形
  だといって(中略)狂的に三角を愛していたからである。(中略)
  長女に△□子と名づけ、これをミヨ子と読ませるかと思うと、次女には○子
  と書いてレイ子と読ませるという凝り方...。
  (中略)孫につけた名前。曰く、「無我平院殿...(中略)...△□○」(全
  16文字で末尾はミヨマルと読む)
  -------

 さて、この風変わりな人物は自分がその墓に入ってしまった後も、町が建てた
 灯篭(とうろう)の形にまで影響を与えていたのだった。

 長崎新聞・佐賀新聞 共同企画「人情紀行 まつうら鉄道・・・江迎鹿町駅」
  http://www.nagasaki-np.co.jp/box/matuura/28.html

 地元の方は、“徳田タワー”とか“頓痴奇屋(とんちきや)タワー”などと
 呼んでいるのだろうか?

                                  (袴)

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【3】話題のカタマリ(第35回)          ― 海を渡ったトルネード
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 今年のプロ野球オフシーズンは、松坂、桑田、井川、岩村など、スター選手の
 メジャー行き関連の話題が圧倒的に多くなった。
 思えば今から約12年前に、1人の男が道を切り開いてくれたからこそ、メジャー
 での日本人選手の活躍を、日本にいながらにしてテレビ観戦できる現在がある
 のだと思う。その男の名は野茂英雄。メジャー進出のパイオニアであり、昨年
 6月にはデビルレイズでついに日米通算200勝という偉業も達成した。

  ◎ 野茂 英雄 昭和43年8月大阪府生まれ
大リーグ選手(投手)
  平成元年ドラフト史上最高の8球団が1位指名し、近鉄が史上最高の1億2千万
  で契約。平成2年オープン戦でデビュー、1試合17奪三振、4試合53奪三振、5
  戦連続2ケタ奪三振など次々と大物ぶりを披露し、"ドクターK"の異名をとる。
  7年1月近鉄を退団、2月大リーグ・ドジャースと契約。個性的なトルネード
    投法にフォークボールと直球で真っ向勝負するスタイルは大リーグファンを
    魅了した。
                 (データベース「WHOPLUS」より)

 ところが、200勝達成直後の7月には成績不振のためデビルレイズを解雇され、
 ヤンキースとマイナー契約、そして今年の3月にホワイトソックスとマイナー
 契約し3Aに所属したが6月には解雇、と奮わない日々が続いている。本人の公
 式ホームページによると、現在はヒジの故障の治療に専念しているという。

 さて、渡米してトルネードを極めたのは野茂選手だけではなかった。野茂選手
 の渡米より42年も前に先達がいたのだ。

 今年の9月に宮崎県延岡市、11月に北海道佐呂間町で竜巻被害があったことは
 記憶に新しい。そのニュースが伝えられる中でたびたび聞かれた言葉に「藤田
 スケール(Fスケール)」というのがあった。竜巻の規模を表す世界共通の単
 位で、その考案者の名前からつけられた名称だったのだ。

  ◎ 藤田 哲也 大正9年10月福岡県小倉生まれ 平成10年11月没
シカゴ大学名誉教授
  昭和28年渡米。シカゴ大学で研究を続け、40年シカゴ大学教授。中規模気象
  学の研究を進め、米国に発生するトルネード(=竜巻)の実態を明らかにし、
  46年竜巻の規模を表す6段階の藤田スケールを考案。 さらに気象衛星を利用
  した地球規模の天気図解析にも貢献、"ミスター・トルネード"の異名をとる。
                 (データベース「WHOPLUS」より)

 藤田教授の故郷・北九州市小倉では、教授の偉業を後世に伝えるべく、藤田記
 念館の設立を市へはたらきかけているという。

  「たつまき博士の研究室」http://www.fujita-scale.com/

 新たに渡米するスター選手たちの中から、第三のトルネード級の活躍をするの
 は果たして誰だろうか?

                                 (袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第26回)  坂本あおい
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入浴な人々

お風呂三昧な「あおい」さん
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 以前、大ヒットした小説に『冷静と情熱のあいだ』という二冊組みの作品があっ
 たが、江國香織さんが書いたほう(Rosso)の主人公は、わたしとおなじ「あお
 い」という名前で、ヒマさえあればお風呂につかっている女性だった。淡々とし
 た静かなラブストーリーだったのは記憶にあるのだが、ディテールを思い出そう
 とすると、どうしてもお風呂のシーンばかりが頭にうかぶ。全身、ふやけてしま
 うのではないか、かえって身体が冷えてしまうのではないか、と心配になるほど、
 なにしろお風呂三昧な人だった。

 わたしは、その「あおい」とはちがって長風呂派ではないのだけれど、このとこ
 ろ気に入っている入浴法がある。バスタブに湯をためつつ、腰の位置くらいまで
 の少ない湯量のうちに中に入ってしまうのだ。こうすると、蛇口からの水の騒が
 しい音と、はった湯のこまかい振動がとてもリラクシング。徐々にお湯もたまり、
 湯気も立ってきて、ゆったりとお風呂の世界にフェイドインできる。

 そんなふうにして湯につかっていると、なぜか脈略のない考えがツラツラと頭に
 うかんでくる。誰でも経験があると思うのだが、ときには名案や名文がうかんだ
 りするから、お風呂の時間はあなどれない。そういえば、あまりのアイディアに
 思わず「エウレカ(わかった)!」と叫んで、裸のまま街へ飛びだしてしまった
 人もいた。お風呂のふちからこぼれた水を見て、比重や浮力に関する原理を思い
 ついたというエピソードを残した、偉大なる数学者、ご存知アルキメデスだ。

お風呂に関する素朴な疑問
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 わたしの場合は、もちろんそんな原理など思いつくはずもない。ある日の入浴中、
 ぼんやりと湯気を見ながら考えたのは、こんなことだ。

 その一、「入浴」と聞いて「あおい」を連想する人はあまりいないだろう。では、
 ふつうの人は、いったい誰を思い出すだろうか? 『ドラえもん』のしずかちゃ
 んだろうか、『水戸黄門』の由美かおるさんだろうか?

 その二、しずかちゃんは、キレイ好きな女の子という設定らしいが、それにして
 も、なぜ、あそこまで入浴シーンが多かったのだろう? あれはマセた少年たち
 への一種のサービスだったのだろうか?

 その三、由美かおるさんは、若いときから体型が変わっていないことで有名だが、
 実際のところ、今、いくつなのだろう?

 この最後の疑問が気になって、わたしはいそいでお風呂からあがって、WHOで
 調べた。それによると、由美さんは昭和25年11月生まれ。つまり56歳ということ
 だ。さらにデータを読むと、《入浴シーンで人気を得る》の一文が。さすがの経
 歴。入浴女王の風格たっぷりだ。

  ◎ 由美 かおる 昭和25年11月京都府生まれ
女優
  昭和37年西野バレエ団に入団。41年「11PM」のカバーガールとしてデビューし、
    同年日活「夜のバラを消せ」で映画初主演。 42年「レモンとメロン」で歌手
    デビュー。西野バレエ団で金井克子に次ぐトップ・スターとなる。映画、テレ
    ビ、歌謡界でも活躍。
                 (データベース「WHOPLUS」より)

 さて、気温もぐんぐん低くなってきて、冬至を過ぎればもうすぐお正月です。柚
 子などうかべて、どうぞ皆さん、よいお風呂を!

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