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人物・文献情報データベースWHOPLUSの“人物”をテーマにしたブログです!
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【3】話題のカタマリ(第32回)             ― 塔に捧げた人生
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 さて、建築の話題が続きます。

 東京・京橋にあるINAXギャラリーの巡回企画展「タワー -内藤多仲と三塔物語」
 を観た。本展の主人公・内藤多仲(ないとう たちゅう)とは、戦後、名古屋テレ
 ビ塔、さっぽろテレビ塔、通天閣(2代目)、東京タワーなどの著名な電波塔・
 展望台の耐震構造設計を手がけ、“塔博士”と呼ばれるようになった建築家で
 ある。


  ◎ 内藤 多仲〔故人〕 明治19年6月12日山梨県生まれ 昭和45年8月25日没
    建築構造学者 建築家 早稲田大学名誉教授

  明治43年創設の早大建築学科講師となり、大正2年から教授、昭和32年定年退
  職、名誉教授。同大建築学科の育成に尽くし、多くの建築人を育てた。大正5
  年の米国留学中に、耐震壁の有効性に着目した耐震構造を研究。その成果で
  ある「架構建築耐震構造論」で13年工学博士。日本建築学会会長、震災予防
  協会理事長、日本学術会議会員などを歴任。最大の業績は地震国日本におけ
  る高層建築の耐震構造方式の確立で、日本興業銀行本店、歌舞伎座などは関
  東大震災にも被害を受けなかった。
                 (データベース「WHOPLUS」より)


 留学中に着目した“耐震壁の有効性”にはエピソードがあって、その時に持参
 していった旅行用トランクに荷物を多く詰めるため、中の仕切り板を外して使
 い続けていたら壊れてしまったのが教訓となり、仕切り板=耐震壁をどのよう
 に取り付けていけば強度が増すのかを、建築物に応用するきっかけになったと
 いう。

 あの耐震構造偽装問題が早くも忘れ去られようとしている今日、本展の会場に
 は、日本の耐震構造設計研究の原点ともいえるトランクも展示されていて感慨
 深いものがある。


■INAXギャラリー巡回企画展「タワー -内藤多仲と三塔物語」
 http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_000433.html

 名古屋:2006年6月2日(金)~2006年8月18日(金) 終了
 東京:2006年9月1日(金)~2006年11月18日(土)
 大阪:2006年12月1日(金)~2007年2月16日(金)

                                 (袴田)

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第23回)  坂本あおい
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物議をかもす建築物

古都ウィーンの建築デザイン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今でこそパリのシンボルであるエッフェル塔だが、建設当初は、その奇抜なデ
 ザインに大勢の人が眉をひそめたというのは有名な話だ。
 わたしは以前、オーストリアのウィーンに住んだことがあるのだが、あの街に
 もデザインの面で物議をかもし、のちに名所となった建物がいくつもある。装
 飾的な建築が求められた時期と場所に、シンプルなデザインを貫いて酷評され
 た通称「ロースハウス」。新しいところでは、シュテファン大聖堂の前という
 伝統ある歴史地区に建てられた、ピカピカの鏡張りビル「ハースハウス」。古
 い街並みを鏡にうつしこむことで、周囲との調和をはかるデザインなのだが、
 1990年の建設当時には非難ごうごうだった。

 さらにもうひとつ、「フンデルトヴァッサーハウス」という奇妙キテレツな建
 物がある。外壁はチグハグな積み木を重ねたようで、不ぞろいな窓があき、あ
 ちこちから樹木がはみでていて、さらには壁や床がうねっている。これがウィ
 ーン市が建てた公営住宅というから、驚きだ。近くには建築家自身の美術館も
 あって、直線ぎらいの彼のデザインを見る(というより「体験」する)ことが
 できる。自由な発想でつくられたカラフルな建物はとても楽しいが、うねる床
 というのは、想像以上に三半規管にきびしいものだった。

キテレツ建築家なり
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ところで、このキテレツ建築家フンデルトヴァッサーの経歴をWHOで見てみ
 ると、こんなことが書いてある。近畿圏の人はよくご存知かもしれないが、じ
 つは彼の建築作品は日本にもあるのだ。

  フンデルトヴァッサー(画家、建築家、1928-2000)
  「ウィーン幻想派の巨匠。【中略】絵画制作とともに、エコロジカル・アー
  トの元祖的存在として環境問題へも積極的に発言し、また自然と共生する住
  宅モデルも数多く発表。大阪市舞洲に建設のごみ焼却場をデザインし話題と
  なった」

 思い切った決断をするという意味では、大阪の行政もウィーンに負けていなかっ
 たわけだ。彼の「人物文献」をみると

 「遊園地?それとも回教のモスクかラブホテルか FOCUS  21(14) 2001.4.11
  p38~39」

 と工場を揶揄する見出しもあるが、わたしには、あんなブッ飛んだゴミ処理工
 場をもつ大阪市民が、ちょっとうらやましい。市が彼にデザインを依頼した背
 景には、オリンピック招致をめぐる思惑もあったようだが、それが空振りにお
 わり、高額なデザイン料に非難の目がむいたとしても、建物自体は末永く大事
 にしてほしいと思う。物議をかもした建築物は、ヨーロッパの例に示されると
 おり、年を経るうちに多くの人に愛される名所となる可能性に満ちているはず
 だ。

<編集部注>
 大阪市のごみ焼却場:大阪市環境事業局舞洲工場のこと。事前申込をすれば、
 中も見学できる。

 (見学案内)
  http://www.city.osaka.jp/kankyojigyo/sec04/kengaku.html

 (パンフレット)
  http://www.city.osaka.jp/kankyojigyo/sec08/pdf/p08_27maishima.pdf

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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   8/17~8/31までにプロフィールが更新された著名人はこちら!

   ― ( )内の日付はご本人によるプロフィール回答年月日です ―


 ◎ 倉持裕(劇作家・演出家)
 劇団ペンギンプルペイルパイルズ主宰。平成16年「ワンマン・ショー」で若手
 の登竜門である岸田国士戯曲賞を受賞 (2006.8.17)

 ◎ 外岡秀俊(朝日新聞東京本社編集局長)
 平成18年ゼネラルエディター兼編集局長に就任。近著に「傍観者からの手紙」
 がある (2006.8.21)

 ◎ 坂中英徳(脱北帰国者支援機構代表・外国人政策研究所代表)
 平成17年法務省東京入国管理局長退官後、NGO脱北帰国者支援機構を設立し代表
 として活動。著書に「入管戦記」など (2006.8.23)

 ◎ 小島昭(群馬工業高等専門学校教授)
 アスベストの低温無害化や炭素繊維を用いた水質浄化、藻場形成などをテーマ
 に研究を続け、その姿は「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)、「夢の扉」
 (TBS)などで放映された (2006.8.23)

 ◎ 犬飼基昭(日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)専務理事)
 慶大時代には日本ユース代表として活躍、三菱重工サッカー部にも所属。平成
 14年浦和レッズを運営する三菱自動車フットボールクラブ社長に就任。革新的
 なアイデアでクラブ経営の健全化とチーム強化に成功した。18年日本プロサッ
 カーリーグ(Jリーグ)専務理事に就任 (2006.8.24)

 ◎ 角南英夫(広島大学ナノデバイス・システム研究センター教授)
 平成18年小柳光正東北大学教授、伊藤清男日立製作所フェローと日本人として
 初めてIEEE(米国電気電子学会)ジュンイチニシザワメダルを受賞 (2006.8.28)

 ◎ 青柳正規(国立西洋美術館館長・東京大学名誉教授)
 ギリシャ・ローマ美術考古学を研究テーマとし、平成3年には浜田青陵賞を受賞。
 東京大学教授を経て、17年国立西洋美術館館長に就任 (2006.8.31)

 ◎ 廣嶋禎数(サッカー審判員)
 今年のW杯ドイツ大会では副審として上川主審、韓国の金大英副審と組み、1次
 リーグのエクアドル対ポーランド戦、イングランド対トリニダード・ドバゴ戦、
 決勝リーグ3位決定戦ドイツ対ポルトガル戦で副審を務めた (2006.8.31)

                           (回答順、敬称略)

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東京で最高気温34℃を記録した今週の日曜日(8月6日)に、台東区谷中にある
 全生庵まで『圓朝まつり2006』を観に行った。
 『圓朝まつり』とは、江戸落語中興の祖・三遊亭圓朝の命日8月11日に、墓所の
 あるこの寺で『圓朝忌』の法要を行ったのが元になっている。その後、命日に
 こだわらず、8月の第一日曜に『圓朝まつり』として開催するようになったとい
 う。

 さて、当日午前中の法要や奉納落語の時間には間に合わなかったが、落語協会
 の幹部級の師匠から前座までが、学園祭のようなノリで呼び込みをする芸人屋
 台は大盛況。お目当ての柳家小三治一門会のビーフカレーは、昼過ぎには売り
 切れで残念であったが、焼きそばや煮込み、林家種平の出身地・種子島の芋焼
 酎と吉原朝馬の出身地・千葉の落花生焼酎の飲み比べなどの屋台めぐりを満喫
 できた。

 毎年来ているという常連さんに話を伺ったところ、昨年はちょうどまつりの前
 日にテレビ東京の『出没!アド街ック天国』が「谷中」を取り上げたせいで、
 千駄木や日暮里から寺までの道は車道も歩道も大渋滞だったとか。賑やかなま
 つりも、ほどほどがよろしいようで。
                                 (袴)

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【3】話題のカタマリ(番外編)    ― 40年間のスポーツの歴史を通覧する
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 イチローが打った、オシムが選ばれた、欽ちゃんが謝った。
 私たちの周りには常にスポーツニュースが溢れています。

 スポーツの嫌いな知人は言います。

 「スポーツ観戦に夢中になる人の気持ちがわからない。あんなの、ちっぽけな
 自分を選手に自己投影して悦に入ってるだけでしょ。それよりまず自分の人生
 をがんばって欲しいね」

 きつい、きついよ知人。
 私が寅さんだったら「それを言っちゃあおしまいよ」と言うところです。

 そんな彼に反論する言葉も見つからないまま『日本スポーツ事典 トピックス
  1964-2005』のコラムを書くことになり、ページをめくってみました。

 『日本スポーツ事典 トピックス 1964-2005』は、東京オリンピックが開かれた
  1964年から2005年までの42年間に起った、日本スポーツ界のトピックス5,700件
  を年表形式で記載した事典です。

 プロ・アマを問わずあらゆるスポーツが対象で、収録競技は野球、相撲、マラ
  ソン、ラグビー、サッカー、ボクシング、卓球など多岐にわたるのが大きな特
 徴です。

 古い時代から見てまず目に入ったのがこれ

>1984.7.28~8.12 〔オリンピック〕ロサンゼルス五輪開催

 開会式で宇宙飛行士が飛び回る演出は今でも鮮明に覚えています。
 私が見たスポーツ番組の中で、一番古い記憶です。

>1998.10.8 〔プロ野球〕横浜がリーグ優勝
 
 38年ぶりの優勝。ベイスターズファンの私はこの試合、甲子園まで見に行きま
 した。

>1977.5.22 〔大相撲〕若三杉が初優勝

 私を妊娠中だった母のお腹を撫でてくれた力士(栃赤城)が初の敢闘賞を受賞
 した場所。
 おかげで健康(だけがとりえ)な成人になりました。


 上記、つらつらと私事を書き連ねました。
 スポーツは公に向けて発せられたものであるのに、受け取る人間の心や状況に
 よって、それは極めて私的なものになるのだなぁとあらためて思いました。

 震災の年にオリックスが優勝したのは究極の例ですが、そこまででなくとも、
 敬遠球を打ち返した新庄を見て「とりあえずバットを振る」ことの大事さを知
 り、好きな女の子に告白する勇気をもらった男の子がいたかもしれません。

 千代の富士が「体力の限界っ」と言って引退するのを見て、「俺はまだそこま
 でがんばってないなぁ。がんばらないとなぁ」と気合を入れなおした人もいた
 かもしれません。

 ちっぽけな自己投影かもしれませんが、スポーツには多くの人をちょっとだけ
 勇気付ける、そんな魔法が秘められてることをこの本を読んで思い出しました。
 冒頭の知人にもそんなことを言おうかと思っています。
                                (原沢)

  ◆『日本スポーツ事典 トピックス 1964-2005』
    日外アソシエーツ編 A5・700頁 定価12,600円(本体12,000円)
    ISBN4-8169-1985-6 2006年8月刊
     http://www.nichigai.co.jp/sales/nihon_sports.html

                  ― お近くの書店からぜひご注文ください

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第22回)  坂本あおい
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西と東のウィリアム

人殺し、いろいろ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今になって後悔しきりなのだけど、わたしはえらく怠惰な学生だった。英米文
  学科に通ったのに、文学の喜びも深みも学ばずじまい。唯一、憶えているのは、
  「人殺し、いろいろ」ということばぐらいだ。どこぞの国の首相が言った「人
  生、いろいろ」と似ているようで、ちがう。それになんだか物騒な響きだけど、
  実際はさにあらず。じつはこれ、ウィリアム・シェイクスピアの生没年(1564-
  1616)の憶え方なのだ。

 学んだ当時は、安直なゴロ合わせだと笑ったけれど、ありがたいことに、この
  ことばはけっこう役にたつのだ。歴史に疎いわたしは、年号だけ聞いてもピン
  とこないことが多いのだが、シェイクスピアの時代、あるいはその前、後と考
  えることで、風俗なども推測できて、想像が立体的になる。これとコンスタン
  ティノープル陥落(1453)とフランス革命(1789)くらいを指標として憶えて
  おけば、中世より後のヨーロッパ史はバッチリだ、と大ざっぱなわたしは思っ
  ているのである。

同い年生まれのウィリアム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 さて、せっかくWHOという道具があるのだから、この「人殺し、いろいろ」
 を日本史に応用しない手はない。ということでシェイクスピアとおなじ「人殺
 し」年生まれの人を検索してみると、見つかったのは、青い目のサムライ三浦
 按針(ウィリアム・アダムス)だった。経歴はこうだ。

 慶長5年(1600年)リーフデ号で太平洋を横断中に難破して豊後に漂着。徳川家
  康に謁して、相模国三浦郡に所領、江戸日本橋に邸を与えられ、家康の顧問と
  なる。また本国イギリスと連携して平戸の商館設立に尽力し、慶長18年(1613
  年)より平戸のイギリス商館に勤務。しかし日本の鎖国政策がオランダ中心と
  なったため、晩年は苦労が多かった。日本に来た最初のイギリス人といわれ、
 “按針”は水先案内人の意。

 シェイクスピアが活躍した時代に、同じ年に同じ英国で生まれたもうひとりの
  ウィリアムが、東の果ての日本で活躍していたとは、なんとも奇遇ではないか。
  また按針が日本に漂着した1600年といえば、シェイクスピアがハムレットを書
  いたと推測されるころ。そして、日本はご存知、天下分け目の関が原の年だ。
  もし西のウィリアムが、按針と戦乱の世を見ていたら、どんな劇が生まれただ
  ろう。正統的な歴史劇もいいけれど、ダジャレ好きのウィリアムの手による、
 コメディタッチの時代劇なども、ぜひ鑑賞してみたいものだ。シェイクスピア
 劇につきものの道化役が、馬に逆向きに乗って関が原をかけぬけたりしたら面
 白いのだけど。
 ちなみに「いろいろ」年に没した人を調べてみると、徳川家康がいた。なんと
 も奇遇…でもないですね。

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【1】WHO's NEW?     -WHOPLUS新着プロフィール情報
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 ◎ 三好和義(写真家)
 昭和60年写真集「RAKUEN」で木村伊兵衛賞を受賞。“楽園”をテーマに国内外
 で撮影を続ける。現在、故郷・徳島県吉野川市文化研修センターにて「三好和
 義写真展 赤い楽園・青い楽園―サハラから吉野川へ」開催中(2006.7.7)

 ◎ 八島美夕紀(三波クリエイツ社長)
 三波春夫(故人)の長女。平成3年32歳の時から11年間父のマネジャーを務め、
 父の死後三波クリエイツ代表取締役に就任。著書に「ゆく空に―三波春夫、母
 そして私」がある(2006.7.12)

 ◎ 井筒和幸(映画監督)
 御意見番として、テレビ、ラジオのコメンテーターやCM出演などでもおなじ
 み。平成17年公開された「パッチギ!」は、ブルーリボン賞、毎日映画コンク
 ール、日本アカデミー賞など同年の映画賞を総ナメにした(2006.7.13)

 ◎ 山口信夫(旭化成会長・日本商工会議所会頭)
 平成13年第17代日本商工会議所会頭に就任。東京商工会議所会頭、日本銀行参
 与、読売新聞グループ本社監査役も務める(2006.7.14)

 ◎ 内原智史(ライティングデザイナー)
 日本を代表するライティングデザイナーとして、平成6年より平等院、金閣寺、
 銀閣寺などのライティングデザインを担当。話題の表参道ヒルズ、羽田空港第
 二ターミナルなども手がける。今年5月NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
 に出演(2006.7.18)

 ◎ ジョン・ムウェテ・ムルアカ(国際政治評論家)
 鈴木宗男衆院議員の私設秘書を務め一躍話題に。現在は国際政治評論家として
 活躍する傍ら、外国人タレントプロダクション事業協同組合専務理事も務める。
 共著に「アフリカを知るための基礎知識」がある(2006.7.28)

 ◎ 重森千青(作庭家・庭園史家)
 祖父・重森三玲(みれい)、父・完途(かんと)と3代にわたって日本庭園の設計・
 作庭に携わる。著書に「京の庭」など(2006.8.2)
                           (回答順、敬称略)

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今回からこのメルマガ担当になりました、営業本部の(袴)です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、先月末に大阪まで出張してきました。6月1日から施行された駐車違反の
 取締強化のおかげか、悪名高き大阪の違法駐車が見事に減っていたのには、正
 直ビックリしました。
 しかしながら、狭い道が空いた分、バイクや自転車が以前にも増して幅を利か
 せているようにも思います。大阪の街で見かけるママチャリのハンドルには、
 たいてい傘の取り付け器具 (通称:さすべえ http://www.rakuten.co.jp/sasube/)
  が付いており、カンカン照り晴れた日には日傘を装着して疾走しておりました。
 車幅感覚の無いおばちゃんが、曲がり角の電柱や立て看板に傘の骨を引っ掛け
 てしまうという光景をよく見かけました。
                                 (袴)

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【3】話題のカタマリ(番外編)      ― 新聞に見る輝ける外国人たち
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  さて、坂本さんのコラムでは、アニータを取り上げていましたが、本欄では、
 日本の伝統文化を愛し、活躍している外国人を『CD-毎日新聞』で検索してみま
 した。

  酒造りの誇りを蘇らせた米国人
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  昼休みに、部長がおもしろいサイトを教えてくれました。

  「どらく」http://doraku.asahi.com/index.html

  "朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンタテインメントサイト"と
 いうことで、がっちりハートをつかまれたようです。

   部長のお薦めはフロントランナーのページ。第一回目は桝一市村酒造場取締
  役のセーラ・マリ・カミングスさんが取り上げられています。

   "酒造りの誇りを蘇らせた米国人「台風娘」"とあるように、強い信念と行動
  力で創業250年の造り酒屋・桝一再興の原動力となった人。

   おやじさん、日本の伝統文化が廃れてもいいのですか!!と次々にアイディ
  アを実現させていく経緯は圧巻です。ただでさえ目立つ金髪・碧眼の彼女。社
  内の反対は相当なものだったらしいのに、熱意と結果で周囲を納得させていく
  姿に胸がすっとします。

   このページ、もとは朝日新聞be「フロントランナー」に掲載されたもの。新
  聞はその時その時に輝いていた人の姿をも伝えます。日本の伝統文化を愛し、
  活躍している外国人をもっと知りたいと思い、『CD-毎日新聞』を使って検索
  してみました。

   検索対象には2001年版から2004年版を選び、専用検索ソフト(HD32ビット毎日
  新聞)を使って串刺し検索。日本、文化、伝統、外国人などキーワードを組み合
  わせて検索していくと、次々に輝いている外国人たちの記事がヒットしました。

   ネット検索とほとんど同じ要領ですが、典拠がしっかりした情報が得られる
  ところに新聞ならではの強みがあります。記事中から関連書籍、専門家などを
  ピックアップしておけば調査の幅も広がります。

   検索結果の中で再びセーラ・カミングスさんと遭遇。なんとこの人は「ウー
  マンズ・オブ・ザ・イヤー2002」も受賞した人でした。
    本当に好きなことに打ちこみ、困難を乗り越えて輝く人たちの姿。励みになり、
  勇気を与えてくれます。

                                       (大橋)

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 『CD-毎日新聞』著作権者:毎日新聞
  ◇CD-毎日新聞’91~’95 各20,184円(税込)
  ◇CD-毎日新聞’96~2003 各20,160円(税込)
  ◇CD-毎日新聞2004~2005 各25,200円(税込)

 『HD32ビット毎日新聞』Windows対応 31,500円(税込)
  ハードディスクに各年分をインストールし、何年分でも素早く
  串刺し検索できる専用検索ソフトです。ぜひご一緒に!

 『CD-5yrs.毎日新聞』
  ◇CD-5yrs.毎日新聞’91~’95 102,900円(税込)
  ◇CD-5yrs.毎日新聞1996-2000  102,900円(税込)
  ◇CD-5yrs.毎日新聞2001-2005  102,900円(税込)
 
 さらに詳しい情報はこちら↓↓
 http://www.nichigai.co.jp/sales/mainichi/cdmai.html

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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第21回)  坂本あおい
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 『アニータ考』

  「か弱き」日本人は増殖しているのか?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    「アニータ」ときけば、思い出していただけるだろうか。ハスキーボイスで、
   美人をヌカ漬けにしたような味のある顔立ちに、惚れ惚れするほどの図太い言
   動。場数を踏んだ人のみがもつ妙な余裕と、雑草のたくましさを備えた女性。
   そう、青森県住宅供給公社巨額横領事件でおなじみのアニータ・アルバラード
   だ。
  WHOPLUSの情報によると、夫の千田郁司が着服した14億5千万円のうち、アニー
  タは約11億円を受け取ったそうだ。その額の大きさは、彼女の魅力を伝えるも
   のなのか、それとも千田受刑者の頭のネジのゆるみ具合や、公社の金銭管理の
   ずさんさを表しているのか。まあ、全部だろうな。

    しかしあの事件、額の大きさにもびっくりしたけれど、なにが驚いたって、
   あのアニータが自分よりも年下だったことだ(1972年12月25日生まれ)。犯罪
   スレスレの生き方には賛成しないが、転んでもただでは起きない彼女の強さや、
   世知長けた女としての図々しさやズルさには、ただ感服するばかり。それが、
   1歳、年下だなんて。
    あれとくらべると、日本女性はずいぶんと生ぬるくはないだろうか? 街や
   テレビを見ても、ラブリーでヤワなレモンゼリーちゃんがいっぱいだ。最近で
   はべたべた声のアナウンサーまで増殖しつつあり、「いたいけさ」や「つたな
   さ」がここまで買われる社会になったのかと、ちょっと不安になる。MAGAZINE
   PLUSで調べてみると、

   ◆アニータに圧倒される「か弱き」日本人  AERA 15(43) 2002.10.14 p20~22

   なんていう記事もあった。ほんと、その通りだ。日本人よ、もっとがんばろう
   ではないか!

   なぜこんなことを書くかというと、じつはわたし自身が腰抜けで不甲斐ない
   「か弱き」日本人であって、それが心底いやになっているからだ。先日も、と
   ある飲食店でとんでもなく悲惨な目にあって負傷までしたのに、文句のひとつ
   も言えないという情けなさ。だから、どんな状況にあってもたくましさと図太
   さを発揮する秘訣を、ぜひともアニータから学びたいと思うのである。だれを
   敵にまわしても、ラテン系の太い声で「あんた、ヘナチョコね」くらい言える
   ようになれば、わたしも一人前なのだけどね。


  アニータは、どこまでもたくましい
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    さて、金をふんだくられたあげく、日本男子を代表してヘナチョコ呼ばわり
   されるかっこうとなった千田受刑者は、懲役14年ということなので、いまも
   塀の中だろう。当時は、悪い女に引っかかったアホな男というイメージを持っ
  ていたけれど、

   ◆青森「14億円横領男」の謎の二重生活  週刊新潮 46(43) 2001.11.15 p30

   でわかるように、こちらもまた食えない男だったのかもしれない。それから、
   ずさんな公社の元職員らは、監督責任を怠ったとしていくらかの支払いを命じ
   られたそうだ。
     一方、アニータは、その間に何人目かの子供を出産したとか。どこまでもた
   くましいアニータ、見習わねば。

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