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【3】話題のカタマリ(第70回)      ― 「全日空寄席」のCD発売に思う
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飛行機で旅に出る時は、機内番組で落語チャンネルを聴くことが多い。しかし、
流れる演目は案内放送の割り込みでたびたび中断されるので、まるまる一つの
ネタをゆっくり聴けないのが残念だ。
ところが、ついにコロムビアから『笑う全日空寄席』が2タイトル発売された。
その収録内容は、

『笑う全日空寄席(1)』
「堪忍袋」三遊亭遊雀
「漫才」昭和のいる・こいる
「新・八五郎出世」立川志の輔

『笑う全日空寄席(2)』
「寿の春」三遊亭歌之介
「火焔太鼓」橘家圓蔵
「禁酒番屋」五代目 柳家小さん

と、それぞれ豪華な顔ぶれである。

『全日空寄席』記念すべき第1巻の最初の演者が、三遊亭遊雀であるのは象徴的
である。なぜなら、彼は知る人ぞ知る飛行機マニアだからだ。
彼の前名・柳家三太楼の時代に、同好の士である柳家三之助とともに航空関係者
を取材した著書『オールフライトニッポン』(風濤社)が刊行され、それが縁で、
成田空港近くにある航空科学博物館で毎年1回、航空寄席を開催しているほどで
ある。

しかし『オールフライト...』刊行後、三太楼は師匠の権太楼から破門にされて
しまった。約1年のブランクが続いた後、現在の師匠である三遊亭小遊三の門下
に移り、現在の遊雀になったという経緯がある。

CD発売にあたって、演者選定の裏事情は知らないが、これは全日空からのご返礼
という形なのかもしれない。

◎ 三遊亭遊雀(落語家)
昭和40年千葉県出身
学生時代に落語研究会に入り、老人ホームの慰問活動などを行う。大学を中退
し、昭和63年柳家権太楼に入門、前座名さん太。平成3年二ツ目に昇進し、三
太楼。13年真打ちに昇進。18年三遊亭小遊三一門に移り、三遊亭遊雀を名のる。

◎ 柳家三之助(落語家)
昭和48年千葉県出身
平成7年10代目柳家小三治に入門、前座名ごん白。11年二ツ目に昇進、三之助
と改名。落語協会のホームページを手がけるなどITに詳しい。

                            (WHOPLUSより)

(袴田)

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