人物・文献情報データベースWHOPLUSの“人物”をテーマにしたブログです!
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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第64回・最終回)
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五年一昔
わたしがいままで会った一番の有名人は、たぶん、ゴルバチョフ元大統領だ。
講演会の前にお茶を出したというだけの話だが、さすがの風格で、下々にまで
笑顔を忘れず、あたたかく握手をしてくれて、ちょっと感動した(おかげで、
頭のシミを見るのを忘れてしまった)。
しかしあまりに無防備で、もし、わたしが危険なスパイだったらどうするのか
と心配になったが、考えてみれば、氏が現役だったのははるか昔のこと。グラ
スノスチだとかペレストロイカだとかいうロシア語が、いまでは懐かしい呪文
のように感じられる。「WHOPLUS」の「経歴」からひろうと、「'85年3
月党書記長」、「'89年5月、(中略)最高会議議長に選出され(中略)実質統
括権を持つソ連の最高指導者」「'90年3月大統領制を導入し初代大統領に就任」
とある。役職がややこしいが、つまり、一番活躍をしていたのは、ちょうどい
まから四半世紀前ということになるだろうか。
◎ ゴルバチョフ,ミハイル(政治家;ゴルバチョフ基金総裁)
1931年ソ連・ロシア共和国スタブロポリ州生まれ
1952年ソ連共産党に入党。'85年3月党書記長、'88年10月には最高会議幹部会
議長に就任。国内では"ペレストロイカ"(改革)に励み、外交にあっては"ノー
ボエ・ムイシュレーニエ"(新思考)を旗印に新しいイニシアチブを打ち出す。
'90年3月大統領制を導入し初代大統領に就任。同年ノーベル平和賞受賞。'91
年12月ソ連邦が解体するとともに大統領を辞任。 (WHOPLUSより)
あれから時代は変わった。巨大な国家、ソ連は消えてなくなった。人民服と自
転車とパンダのイメージの中国も、もう、どこかへいってしまった。かつては
環境問題といえば、身近な公害や酸性雨などが話題だったが、いまは温暖化の
議論が熱い。四半世紀の変化というのは、なかなかすさまじいものがある。
ところで、わたしがこのコラムを書くようになって、すでに5年以上がたち、今
回、最終回をむかえることになった。
このたった5年のあいだにも、気づいてみると、さまざまな変化があった。自民
党が破れ、アメリカには黒人のリーダーが登場した。家のテレビも薄くなった
が、街の信号機も、いつの間にLEDの薄いものが主流となった。
わたし自身はといえば、当時は言葉すら知らなかった「アラフォー」という年
代に足をつっこむことになり、記憶力がメキメキと落ちて、5年前を思い出すこ
とさえ、難儀になった。
そうそう、「個人情報保護法」施行により、「WHOPLUS」の環境に変化
があったのも、この5年のうちだ。それにメールやウェブを利用した情報発信の
方法も、いまなお、猛スピードで変わりつつあって、こうしたメールマガジン
からは、ややアナログ的な香りが漂うようにもなってきた(らしい)。
さあ、この先の5年では、いったいどんな変化があるのだろう? 楽しい驚きに
満ちた未来に思いをはせながら、長きにわたりお付き合いくださった読者のみ
なさん、担当者の方々に感謝して、この場を去りたいと思います。ありがとう
ございました。
【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第64回・最終回)
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五年一昔
わたしがいままで会った一番の有名人は、たぶん、ゴルバチョフ元大統領だ。
講演会の前にお茶を出したというだけの話だが、さすがの風格で、下々にまで
笑顔を忘れず、あたたかく握手をしてくれて、ちょっと感動した(おかげで、
頭のシミを見るのを忘れてしまった)。
しかしあまりに無防備で、もし、わたしが危険なスパイだったらどうするのか
と心配になったが、考えてみれば、氏が現役だったのははるか昔のこと。グラ
スノスチだとかペレストロイカだとかいうロシア語が、いまでは懐かしい呪文
のように感じられる。「WHOPLUS」の「経歴」からひろうと、「'85年3
月党書記長」、「'89年5月、(中略)最高会議議長に選出され(中略)実質統
括権を持つソ連の最高指導者」「'90年3月大統領制を導入し初代大統領に就任」
とある。役職がややこしいが、つまり、一番活躍をしていたのは、ちょうどい
まから四半世紀前ということになるだろうか。
◎ ゴルバチョフ,ミハイル(政治家;ゴルバチョフ基金総裁)
1931年ソ連・ロシア共和国スタブロポリ州生まれ
1952年ソ連共産党に入党。'85年3月党書記長、'88年10月には最高会議幹部会
議長に就任。国内では"ペレストロイカ"(改革)に励み、外交にあっては"ノー
ボエ・ムイシュレーニエ"(新思考)を旗印に新しいイニシアチブを打ち出す。
'90年3月大統領制を導入し初代大統領に就任。同年ノーベル平和賞受賞。'91
年12月ソ連邦が解体するとともに大統領を辞任。 (WHOPLUSより)
あれから時代は変わった。巨大な国家、ソ連は消えてなくなった。人民服と自
転車とパンダのイメージの中国も、もう、どこかへいってしまった。かつては
環境問題といえば、身近な公害や酸性雨などが話題だったが、いまは温暖化の
議論が熱い。四半世紀の変化というのは、なかなかすさまじいものがある。
ところで、わたしがこのコラムを書くようになって、すでに5年以上がたち、今
回、最終回をむかえることになった。
このたった5年のあいだにも、気づいてみると、さまざまな変化があった。自民
党が破れ、アメリカには黒人のリーダーが登場した。家のテレビも薄くなった
が、街の信号機も、いつの間にLEDの薄いものが主流となった。
わたし自身はといえば、当時は言葉すら知らなかった「アラフォー」という年
代に足をつっこむことになり、記憶力がメキメキと落ちて、5年前を思い出すこ
とさえ、難儀になった。
そうそう、「個人情報保護法」施行により、「WHOPLUS」の環境に変化
があったのも、この5年のうちだ。それにメールやウェブを利用した情報発信の
方法も、いまなお、猛スピードで変わりつつあって、こうしたメールマガジン
からは、ややアナログ的な香りが漂うようにもなってきた(らしい)。
さあ、この先の5年では、いったいどんな変化があるのだろう? 楽しい驚きに
満ちた未来に思いをはせながら、長きにわたりお付き合いくださった読者のみ
なさん、担当者の方々に感謝して、この場を去りたいと思います。ありがとう
ございました。
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