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人物・文献情報データベースWHOPLUSの“人物”をテーマにしたブログです!
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【2】知的バラエティコラム/本日も、風まかせ!(第39回)    坂本あおい
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好奇心でツワモノが死ぬ

「好奇心で猫が死ぬ」という言葉がある。なんでもかんでも興味本位に首をつっ
こむと危険な目に会うということだ。わたしは猫でもないし、死んでもいない
が、穴があればのぞきたくなるし、鼻が曲がるほど臭いといわれれば嗅ぎたく
  もなる。わたしの人生の一番の原動力は、未知のものへの好奇心なのだ。

そんなわたしに、さる紳士から招待状が届いた。
「大晦日にシュールストレミングを開けますが、食べにきませんか?」

このシュールストレミング(シュール・ストレンミングなどとも表記)とは、
ご存知の方も多いと思うが、世界一臭い食べ物といわれる、生魚を醗酵させた
缶詰食品のことである。室内で開けると大変だとか、食べたあとも腹のなかで
醗酵しつづけるので注意しろだとか、もろもろの配慮が必要な手ごわい食べ物
なのだ。

ちなみにWHOPLUSのデータのなかで、この食品名で検索してヒットする
人物がいるとすれば、この人をおいてないだろう。というより、この先生の著
作を読んで、臭魚缶のことを知った方も多いのでは?

◎ 小泉武夫(こいずみ・たけお) 東京農業大学応用生物科学部教授
造り酒屋に生まれ、小学生の頃から"食の冒険家"を自称、大学時代臭い珍味に
興味を持ち、昭和50年から世界を食べ歩く。スウェーデンの「シュール・スト
レンミング」、金沢の「フグ卵巣の糠漬け」、沖縄のドリアン、中国の白酒(パ
イチュウ)などの記録が“臭みのグルメ帳”にメモされている。
(データベース「WHOPLUS」より)

さて、わたしは「なにが楽しくて大晦日に?」と思いつつも、いそいそと出か
けていって、開缶の儀式に立ち会った。果たせるかな、その臭さ相当に強烈で
あるにはちがいないけれど、種類としては未知のものではなかった。むかしな
がらの「肥料」の匂いにパンチをきかせた感じで、我慢の限界内。とはいえ嗅
ぐのと食べるのとは別問題だ。わたしは魚の生臭みがダメで、半切れでギブアッ
プ。もしあれを食す予定の方がいらっしゃるなら、玉ねぎのスライスや、魚向
けの香草を用意することをおすすめする。小泉先生の"臭みのグルメ帳"にもあ
る白酒と合わせると、なぜか、味も匂いもマイルドに感じられるということも
付記しておこう。

ところで、わたしとは逆に、匂いはダメだが食べてみたら美味しいといって、
缶の半分ほどを平らげたツワモノがいた。けれどどんな不幸なことが体内で
おこったのかは知らないが、宴なかば、夜はこれから、という時間に唐突に
帰ってしまった。シュールストレミングによる討ち死に者が出てしまったと
いうことだろうか。おそるべしだ。

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