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【3】話題のカタマリ(第56回) ― 邦楽カバーの量産時代
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徳永英明が邦楽女性歌手作品のカバーアルバム「VOCALIST」シリーズを出し始
めてから、有名・無名を問わずいろいろなアーティストによる邦楽カバー曲を
耳にすることが多くなったと思う。ラジオだけでなく、「ヴィレッジ・ヴァン
ガード」などの雑貨店やカフェの店内で流れていることが多い。普段はJ-WAVE
を流していた職場近くのラーメン屋でも、邦楽作品のボサノバ風カバーで知ら
れるSOTTE BOSSEの「Essence of life」シリーズをかけていたこともあったほ
どだ。
岩崎宏美は現在の所属レコード会社に移籍してから邦楽カバー「Dear Friends」
を手がけており、今年で4作目を数えるまでのシリーズとなった。岩崎良美との
姉妹デュエットもこのシリーズの名物になっている。安田姉妹(安田祥子・由
紀さおり)からは後釜を要請されているらしいが、岩崎姉妹は先達が拓いた領
域を侵さず、クラシック・童謡・唱歌は敢えてやらない方針だと、爆笑問題の
ラジオ番組にゲスト出演していた時に語っていた。
その岩崎宏美とは同じレコード会社のレーベル・メイトにあたるスターダスト・
レビューも、コーラスワーク中心にまとめた邦楽カバー「ALWAYS」を今年発売
した。岩崎もスタレビも、自身の長い音楽キャリアを活かした選曲にそれぞれ
の特色が出ていると思う。岩崎の「Dear Friends IV」では「人生の贈り物~
他に望むものはない~」が、スタレビの「ALWAYS」では「思い出はうたになっ
た」がアルバムの柱になっている。iPodなどでシャッフル再生して音楽を聴く
ことが多くなったが、1枚のアルバムに収録された曲順にも意味があるのだと
気づかされる。
ベテラン勢による単なる邦楽カバーでは企画が陳腐化してきたのだろう。稲垣
潤一は、ひとひねりした邦楽カバー「男と女-TWO HEARTS TWO VOICES」を出
した。デュエット曲ではない原曲を男女デュエット曲にアレンジしたのだ。
デュエット曲=ムード歌謡 or 演歌という概念を打ち破れれば、カラオケでも
定着するかもしれない。
いわゆる“トリビュートもの”のブームも含めて、ここ数年で多くの邦楽ポッ
プス/フォーク/ロックがカバーされてきた。ヒットチャートに上がってくる
曲が若年層のみをターゲットにしていたが、近年は中高年が音楽回帰してきた
ことも後押しになって、単なる“世代の懐メロ”鑑賞ではなく“ニュー・スタ
ンダード”の発掘につながれば、音楽業界の再活性化にもなるだろう。
◎ 徳永英明(シンガー・ソングライター)
昭和36年福岡県生まれ
18歳で上京。俳優養成所を経て、ライブハウスで経験を積み、昭和61年シン
グル「レイニー・ブルー」でデビュー。62年シングル「輝きながら…」がCM
ソングとなり大ヒット。以後、「風のエオリア」「壊れかけのRadio」がヒッ
ト。平成3年アルバム「Revolution」がミリオンセラーとなる。13年「スー
パーサッカー」の司会の一人となるが、病気のため休養に入る。14年活動再
開。17年、18年女性歌手作品のカバーアルバム「VOCALIST」「VOCALIST 2」
が2作で80万枚のヒットに。19年「VOCALIST 3」で自身初のミリオンを達成。
◎ 岩崎宏美(歌手)
昭和33年東京都生まれ
日本テレビ系「スター誕生」のグランドチャンピオンになり、昭和50年春「二
重唱(デュエット)」でデビュー。2枚目の「ロマンス」が大ヒットし、この年
NHK「紅白歌合戦」に初出場。57年「聖母たちのララバイ」が大ヒット。59年
所属プロダクションから独立。平成11年デビュー25周年記念アルバム「Never
Again」をリリース。舞台出演に「屋根の上のバイオリン弾き」「レ・ミゼラ
ブル」がある。
◎ 根本要(ミュージシャン)
グループ名=スターダスト・レビュー(STARDUST REVUE)
昭和32年埼玉県生まれ
柿沼清史、寺田正美、林紀勝、三谷泰弘と5人で高校時代から“アレレのレ”
でバンド活動を始める。昭和50年「オラは鎮守の村祭り」がポプコンで優秀曲
賞を受賞し、56年グループ名をスターダスト・レビューと改め、シングル「シュ
ガーはお年頃」、アルバム「STARDUST REVUE」でデビュー。59年「夢伝説」が
ヒット。
◎ 稲垣潤一(歌手)
昭和28年宮城県生まれ
高校卒業後、ライブハウス、ディスコ、米軍キャンプなど様々な場所でライブ
活動をする中、ドラムを叩きながら歌うというスタイルで注目を浴びる。昭和
57年「雨のリグレット」でデビュー、「ドラマティック・レイン」がヒット。
平成4年「クリスマスキャロルの頃には」がドラマ主題歌に起用され大ヒット。
19年デビュー25周年を迎え、ライブ映像を集めた初のDVDボックス「EDGE OF
TIME」を発売。
(WHOPLUSより)
【3】話題のカタマリ(第56回) ― 邦楽カバーの量産時代
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徳永英明が邦楽女性歌手作品のカバーアルバム「VOCALIST」シリーズを出し始
めてから、有名・無名を問わずいろいろなアーティストによる邦楽カバー曲を
耳にすることが多くなったと思う。ラジオだけでなく、「ヴィレッジ・ヴァン
ガード」などの雑貨店やカフェの店内で流れていることが多い。普段はJ-WAVE
を流していた職場近くのラーメン屋でも、邦楽作品のボサノバ風カバーで知ら
れるSOTTE BOSSEの「Essence of life」シリーズをかけていたこともあったほ
どだ。
岩崎宏美は現在の所属レコード会社に移籍してから邦楽カバー「Dear Friends」
を手がけており、今年で4作目を数えるまでのシリーズとなった。岩崎良美との
姉妹デュエットもこのシリーズの名物になっている。安田姉妹(安田祥子・由
紀さおり)からは後釜を要請されているらしいが、岩崎姉妹は先達が拓いた領
域を侵さず、クラシック・童謡・唱歌は敢えてやらない方針だと、爆笑問題の
ラジオ番組にゲスト出演していた時に語っていた。
その岩崎宏美とは同じレコード会社のレーベル・メイトにあたるスターダスト・
レビューも、コーラスワーク中心にまとめた邦楽カバー「ALWAYS」を今年発売
した。岩崎もスタレビも、自身の長い音楽キャリアを活かした選曲にそれぞれ
の特色が出ていると思う。岩崎の「Dear Friends IV」では「人生の贈り物~
他に望むものはない~」が、スタレビの「ALWAYS」では「思い出はうたになっ
た」がアルバムの柱になっている。iPodなどでシャッフル再生して音楽を聴く
ことが多くなったが、1枚のアルバムに収録された曲順にも意味があるのだと
気づかされる。
ベテラン勢による単なる邦楽カバーでは企画が陳腐化してきたのだろう。稲垣
潤一は、ひとひねりした邦楽カバー「男と女-TWO HEARTS TWO VOICES」を出
した。デュエット曲ではない原曲を男女デュエット曲にアレンジしたのだ。
デュエット曲=ムード歌謡 or 演歌という概念を打ち破れれば、カラオケでも
定着するかもしれない。
いわゆる“トリビュートもの”のブームも含めて、ここ数年で多くの邦楽ポッ
プス/フォーク/ロックがカバーされてきた。ヒットチャートに上がってくる
曲が若年層のみをターゲットにしていたが、近年は中高年が音楽回帰してきた
ことも後押しになって、単なる“世代の懐メロ”鑑賞ではなく“ニュー・スタ
ンダード”の発掘につながれば、音楽業界の再活性化にもなるだろう。
◎ 徳永英明(シンガー・ソングライター)
昭和36年福岡県生まれ
18歳で上京。俳優養成所を経て、ライブハウスで経験を積み、昭和61年シン
グル「レイニー・ブルー」でデビュー。62年シングル「輝きながら…」がCM
ソングとなり大ヒット。以後、「風のエオリア」「壊れかけのRadio」がヒッ
ト。平成3年アルバム「Revolution」がミリオンセラーとなる。13年「スー
パーサッカー」の司会の一人となるが、病気のため休養に入る。14年活動再
開。17年、18年女性歌手作品のカバーアルバム「VOCALIST」「VOCALIST 2」
が2作で80万枚のヒットに。19年「VOCALIST 3」で自身初のミリオンを達成。
◎ 岩崎宏美(歌手)
昭和33年東京都生まれ
日本テレビ系「スター誕生」のグランドチャンピオンになり、昭和50年春「二
重唱(デュエット)」でデビュー。2枚目の「ロマンス」が大ヒットし、この年
NHK「紅白歌合戦」に初出場。57年「聖母たちのララバイ」が大ヒット。59年
所属プロダクションから独立。平成11年デビュー25周年記念アルバム「Never
Again」をリリース。舞台出演に「屋根の上のバイオリン弾き」「レ・ミゼラ
ブル」がある。
◎ 根本要(ミュージシャン)
グループ名=スターダスト・レビュー(STARDUST REVUE)
昭和32年埼玉県生まれ
柿沼清史、寺田正美、林紀勝、三谷泰弘と5人で高校時代から“アレレのレ”
でバンド活動を始める。昭和50年「オラは鎮守の村祭り」がポプコンで優秀曲
賞を受賞し、56年グループ名をスターダスト・レビューと改め、シングル「シュ
ガーはお年頃」、アルバム「STARDUST REVUE」でデビュー。59年「夢伝説」が
ヒット。
◎ 稲垣潤一(歌手)
昭和28年宮城県生まれ
高校卒業後、ライブハウス、ディスコ、米軍キャンプなど様々な場所でライブ
活動をする中、ドラムを叩きながら歌うというスタイルで注目を浴びる。昭和
57年「雨のリグレット」でデビュー、「ドラマティック・レイン」がヒット。
平成4年「クリスマスキャロルの頃には」がドラマ主題歌に起用され大ヒット。
19年デビュー25周年を迎え、ライブ映像を集めた初のDVDボックス「EDGE OF
TIME」を発売。
(WHOPLUSより)
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