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【3】話題のカタマリ(第60回) ― 自転車の安全鉄則
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ここ数年、歩いていても車に乗っていても気になっていたのが、自転車乗りの
マナーの悪化である。信号無視、無灯火は当たり前だし、ケータイ電話やメー
ルをしながらの運転に関しては、自動車と同様に厳罰を課してもよいと思う。
さて、さまざまな自転車マナー悪化の中でも最近は“車道の逆走”が増殖して
いることが、ずっと気になっていた。“車道の逆走”とは、車道の真ん中を逆
向きに走ってくるのではなく、車道の左車線にある路側帯(歩道と車道の間に
ある白線内)を、車とは逆向きに走ってくることである。これは完全に道交法
違反なのだが、当の本人たちは悪びれた様子もない。
これはいったいどうしてなのかと思っていたところ、書店で「自転車の安全鉄
則」(朝日新書)という本を見つけたので読んでみた。著者の疋田氏はTBSの
報道ディレクターにして、自転車通勤の先駆者“自転車ツーキニスト”だ。
疋田氏も常日頃、自転車乗りのマナーの悪さを同じ自転車乗りとしても苦々し
く感じていたらしく、本書では“自転車は「左側通行を厳守する」”ことの大
切さを論理的に説きながら訴えている。その中で触れていた“車道の逆走”が
増殖するきっかけになったと思われるエピソードが気になった。
フジテレビ系「めざましテレビ」の交通安全に関する特集コーナーの中で、司
会の大塚範一は「安全のため、自転車は車とは反対向きに走りましょう」と言っ
たのだとか。疋田氏とフジテレビとの間のやりとりは本書を読んでいただくと
して、局と司会者が道交法違反となる行為を推奨したのは責任重大だと思う。
自転車通学者全員が左車線を逆走してくる某県立高校前の通りや、路側帯では
なく車道の真ん中を老若男女の自転車が暴走する某親水公園脇のバス通りを通っ
た時には、正直面食らったものだ。それが「めざましテレビ」での発言があっ
てから広まった風習なのかは不明だが、発言を真に受けて誤った交通教育をし
ている学校もあるのではないかと思う。
ここはひとつ、忌野清志郎から引き継いだ“2代目・自転車名人”鶴見辰吾に、
交通教育の全国行脚に出ていただきたいものだ。
◎ 疋田智(テレビディレクター;エッセイスト)
昭和41年宮崎県生まれ
平成元年TBSに入社。「筑紫哲也ニュース23」「スペースJ」、情報番組「ブロー
ドキャスター」ディレクターなどを経て、報道番組「イブニング5」デスク。
国会の私的諮問機関自転車活用推進研究会理事も務める。
◎ 大塚範一(アナウンサー)
昭和23年東京都生まれ
昭和48年NHKに入局。59年より東京アナウンス室勤務。60年から「サンデース
ポーツスペシャル」「ベストゴルフ」キャスター。63年「クイズ百点満点」の
司会に抜擢された。平成6年フリーとなり、フジテレビ系「めざましテレビ」
のメーンキャスターになる。
◎ 鶴見辰吾(俳優)
昭和39年東京都生まれ
昭和52年テレビ朝日のドラマ「竹の子すくすく」のヒロインの弟役でデビュー。
54年TBS「3年B組金八先生」、55年映画「翔んだカップル」で注目される。他の
出演作に映画「天使のはらわた 赤い閃光」「月とキャベツ」「スパイゾルゲ」、
テレビドラマ「義経」「チーム・バチスタの栄光」「天地人」など。趣味は自
転車で、平成19年NPO法人自転車活用推進研究会が認定する“自転車名人”を、
忌野清志郎から引継ぎ、2代目に。
(WHOPLUSより)
(袴田)
【3】話題のカタマリ(第60回) ― 自転車の安全鉄則
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ここ数年、歩いていても車に乗っていても気になっていたのが、自転車乗りの
マナーの悪化である。信号無視、無灯火は当たり前だし、ケータイ電話やメー
ルをしながらの運転に関しては、自動車と同様に厳罰を課してもよいと思う。
さて、さまざまな自転車マナー悪化の中でも最近は“車道の逆走”が増殖して
いることが、ずっと気になっていた。“車道の逆走”とは、車道の真ん中を逆
向きに走ってくるのではなく、車道の左車線にある路側帯(歩道と車道の間に
ある白線内)を、車とは逆向きに走ってくることである。これは完全に道交法
違反なのだが、当の本人たちは悪びれた様子もない。
これはいったいどうしてなのかと思っていたところ、書店で「自転車の安全鉄
則」(朝日新書)という本を見つけたので読んでみた。著者の疋田氏はTBSの
報道ディレクターにして、自転車通勤の先駆者“自転車ツーキニスト”だ。
疋田氏も常日頃、自転車乗りのマナーの悪さを同じ自転車乗りとしても苦々し
く感じていたらしく、本書では“自転車は「左側通行を厳守する」”ことの大
切さを論理的に説きながら訴えている。その中で触れていた“車道の逆走”が
増殖するきっかけになったと思われるエピソードが気になった。
フジテレビ系「めざましテレビ」の交通安全に関する特集コーナーの中で、司
会の大塚範一は「安全のため、自転車は車とは反対向きに走りましょう」と言っ
たのだとか。疋田氏とフジテレビとの間のやりとりは本書を読んでいただくと
して、局と司会者が道交法違反となる行為を推奨したのは責任重大だと思う。
自転車通学者全員が左車線を逆走してくる某県立高校前の通りや、路側帯では
なく車道の真ん中を老若男女の自転車が暴走する某親水公園脇のバス通りを通っ
た時には、正直面食らったものだ。それが「めざましテレビ」での発言があっ
てから広まった風習なのかは不明だが、発言を真に受けて誤った交通教育をし
ている学校もあるのではないかと思う。
ここはひとつ、忌野清志郎から引き継いだ“2代目・自転車名人”鶴見辰吾に、
交通教育の全国行脚に出ていただきたいものだ。
◎ 疋田智(テレビディレクター;エッセイスト)
昭和41年宮崎県生まれ
平成元年TBSに入社。「筑紫哲也ニュース23」「スペースJ」、情報番組「ブロー
ドキャスター」ディレクターなどを経て、報道番組「イブニング5」デスク。
国会の私的諮問機関自転車活用推進研究会理事も務める。
◎ 大塚範一(アナウンサー)
昭和23年東京都生まれ
昭和48年NHKに入局。59年より東京アナウンス室勤務。60年から「サンデース
ポーツスペシャル」「ベストゴルフ」キャスター。63年「クイズ百点満点」の
司会に抜擢された。平成6年フリーとなり、フジテレビ系「めざましテレビ」
のメーンキャスターになる。
◎ 鶴見辰吾(俳優)
昭和39年東京都生まれ
昭和52年テレビ朝日のドラマ「竹の子すくすく」のヒロインの弟役でデビュー。
54年TBS「3年B組金八先生」、55年映画「翔んだカップル」で注目される。他の
出演作に映画「天使のはらわた 赤い閃光」「月とキャベツ」「スパイゾルゲ」、
テレビドラマ「義経」「チーム・バチスタの栄光」「天地人」など。趣味は自
転車で、平成19年NPO法人自転車活用推進研究会が認定する“自転車名人”を、
忌野清志郎から引継ぎ、2代目に。
(WHOPLUSより)
(袴田)
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